日本史リブレット<br> 労働力動員と強制連行

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日本史リブレット
労働力動員と強制連行

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  • サイズ A5判/ページ数 90p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784634547117
  • NDC分類 210.75
  • Cコード C1321

内容説明

アジア太平洋戦争は、日本が初めて推進する総力戦であった。総力戦とは、国家の総力(軍事力・経済力・精神力)をあげた戦争のことである。経済力については、軍需生産を拡大させることを目的に、徹底した統制経済が推し進められた。しかし、これまでの研究では、統制経済の重要な一環をなす労働の統制、すなわち国家による労働力動員政策については、ほとんど顧みられることはなかった。また、朝鮮人・中国人強制連行については、戦時期の歴史上の一齣(ひとこま)としてとらえられてきたように思われる。こうした状況をふまえて、戦時期の労働統制政策について、労働力動員政策と強制連行政策を中心に検討する。

目次

総力戦としてのアジア太平洋戦争
1 労働力動員(労務動員計画の作成;小学校(国民学校)・中等学校新卒者
学校在学者
農民・農村民
中工商工業者
女性
供給源別動員数)
2 朝鮮人強制連行(朝鮮人強制連行政策の成立;官斡旋による強制連行政策;「移入」朝鮮人の出身道と職業・年齢;「移入」朝鮮人の人数とその産業別構成;「移入」朝鮮人の企業別構成;皇民化政策;労務管理政策と賃金;逃亡;労働争議)
3 中国人強制連行(中国人強制連行政策の成立;中国人強制連行の組織;出身地・年齢と「前歴」;「移入」中国人の産業別・企業別構成;抑圧的・暴力的労務管理;賃金/劣悪な生活状態;死亡と疾病)
4 「動員と強制連行」の破錠―「帝国」と日本の敗戦へ(労働力動員の破錠;朝鮮人強制連行体制の崩壊;中国人強制連行体制の動揺)

著者等紹介

西成田豊[ニシナリタユタカ]
1948年生まれ。一橋大学大学院経済学研究科博士課程。専攻、近現代日本経済史。現在、一橋大学大学院経済学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

紙魚

3
特にイデオロギーがかったことが書いてあったわけではないが、「強制」の意味合いに踏み込んでほしかった。朝鮮人、中国人の労働力が日本内地でどのように使われ、また、彼らがいかに抵抗したかの説明がなされている。朝鮮人労働者の脱走成功率が高かったことは意外だったし、すでに内地において朝鮮人ネットワークができていたのは驚いた。2009/09/20

かんたちばな

2
戦時中、日本の歯車を回すために大量連行・動員された中国人と朝鮮人ですが、彼らの扱いにほぼ180度と言っていいほどの差があったことは本書を読むまでは理解していませんでした。かたや同化の対象、かたや異化の対象として二国を見ていた当時の日本の傲慢さをひしひしと感じたような気がします。終わり方・まとめ方が少し物足りない気はしましたが、それでも強制連行について知識の無かった私にとっては充分勉強になる一冊でした。2014/06/19

根室

1
日本に連行された多くの中国人と朝鮮人。朝鮮人は同化政策の対象とされ、中国人は敵国人として管理された。 とっくの昔に閉山してる近所の鉱山に1000人以上の朝鮮人が連行されていたと知って驚いた。今じゃそこは誰も住んでいない心霊スポットになっている。これは薄い本だけど巻末の参考文献が役に立つ2012/03/24

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