目次
序章 南インド史の展開と南アジア
第1章 先史時代と国家の成立
第2章 古代国家の発展
第3章 動乱の時代
第4章 中世国家の統一と社会変動
第5章 植民地化への政治過程
第6章 植民地支配下の社会
第7章 近代への対応
第8章 スリランカ史の展開
著者等紹介
辛島昇[カラシマノボル]
1933年生まれ。大正大学文学部特任教授。東京大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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kenitirokikuti
5
図書館にて。18世紀後半、ジョーンズがサンスクリット語と欧語の共通性を指摘した。1856年、宣教師コードウェルは『ドラヴィダ、すなわち南インド語族の比較文法』を刊行、タミル語などは非印欧語族と説く。リズリーは語族を人種に結びつけ、「アーリア人種」「ドラヴィダ人種」と区別した。古代ドラヴィダ文明説みたいなのが生じ、古代レムリア大陸文明と接続するやつも出た(ダーモーダラム・ピッライ)。非バラモンが政治化したタミル・ルネサンスを支持。が、テルグ語はドラヴィダ語族ながらアーリア寄り(例の映画『バーフバリ』!2021/12/12