世界史リブレット<br> 世界史における時間

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世界史リブレット
世界史における時間

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  • サイズ A5判/ページ数 90p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784634349667
  • NDC分類 202.3
  • Cコード C1322

内容説明

キリスト紀年はなぜ世界共通紀年となることができたのだろうか?「もっとも強いもの、賢いものが生き残るのではない。変化に柔軟に対応できるものだけが生き残るのだ」という格言は、ダーウィンに仮託して流布しているが、その好例がキリスト紀年であるといえるだろう。

目次

考える歴史との出会い
1 世界の歴史を一つの時間軸に並べる
2 世界の新聞にみる時間表記
3 世界共通紀年となりえたキリスト紀年
4 キリスト紀年の変容
5 新たな世界共通紀年は可能か

著者等紹介

佐藤正幸[サトウマサユキ]
1946年生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業。同大学院文学研究科修士課程(哲学)博士課程(史学)修了。専攻、歴史理論・史学史・歴史教育。現在、山梨大学教育人間科学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

サアベドラ

10
世界の伝統的な暦(ヒジュラ暦、ローマ建国歴、旧暦などなど)の紹介、キリスト紀年が脱宗教化しつつ世界に普及していく流れ、18世紀から20世紀までの暦法研究など。バラバラの暦を照らし合わせるのはプロの歴史家でもかなり骨の折れる作業で、大抵は各地の暦をまとめたレファレンスブックのお世話になっている。例えば、中世ヨーロッパでは国ごと、都市ごとに暦がバラバラで祝日も違うから、年代記に「聖なんとかの祝日に」なんて書いてあっても、本で調べないと西暦を導き出せない。正直めんどくさいですが、必要な作業です。2013/04/12

∃.狂茶党

8
表紙に描かれるのは、「偽善」と「嫉妬」から「真理」を救い出す「時間」とのこと。 真理はかよわき乙女であり、時間はたくましき男であるらしい。 世界史ということで、主にカレンダー的な時間、過去を確認し予定を立てる、線形の時間を考えていく。 その枠組みがなければ、この本は歴史の本を逸脱したであろう。 時間を管理下に置く試み、時間の揺らぎを止める働き。2022/04/28

MUNEKAZ

6
もっと哲学的な内容かと思ったが、メインは世界各国の紀年の表し方や、キリスト紀年(西暦)がいかに世界の共通紀年となったかの紹介であった。著者自身が海外で体験したエピソードも多く、シリーズの中でもエッセイ風味の強い一冊。興味深かった点としては、西暦の持つキリスト教っぽさを抜くために、BC、ADではなくBCE、AEにしようという歴史家がいるということ。中国の公元、日本の西暦表記もそうだが、宗教臭をいかに抜くかが普及のカギということか。また各国の日付表記の多様性を見るのも面白い。世界の時間は同じでは無いのだ。2021/08/15

しもふさ

4
西暦のほかに元号を日本では用いていますが、他文化にも同じように独自の紀年が併存していること、また共通した紀年が世界史の構成に欠かせず、インカ文明等は紀年がないことで世界史に組み込み切れないことなど参考になることが多くありました。各文化に独自の紀年があり、独自の時間が流れていること、また共通紀年により世界が同じ土台に立っているところがあることなど、面白かったです。ちなみに我が家のお盆は旧暦です。共通紀年とは違う時間も我が家には流れているのだと感じました。2020/02/16

ゆえじん

2
タイトルの「世界史における時間」はやや広すぎ。「キリスト紀年法のグローバル化」が中心的なテーマである。例えば本書において、「時計」という単語は1回しか登場せず、それもローマ数字の不便さを主張する文脈で出てきただけである。本書は世界史記述者の視点からの時間を扱っており、もっと広い意味での時間概念を扱っているわけではない。もっと広い時間概念を世界史の中に見つけたいと思うなら、本書以外を読み進めなければならない。2018/11/22

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