目次
1 イスラーム世界
2 アンダルシア
3 イタリア
著者等紹介
陣内秀信[ジンナイヒデノブ]
1947年生まれ。東京大学大学院工学系研究科修了・工学博士。法政大学デザイン工学部建築学科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Musa(ムサ)
1
地中海世界の…とタイトルにあるが、どちらかと言えばアラブとその影響を受けた地中海世界の都市と住居といった内容。少し内容に偏りを感じましたが、都市や住居の解説からそこに住む人々の生活が垣間見えて面白かったです。2020/03/22
Cebecibaşı
1
著者が建築の分野の方なのでこんなことを言うのは無粋であるだろうが、やはり都市を都市空間からのみ把握するという方法には疑問を感じる。この一冊を読んでその疑問を新たに強くした。また、「イスラム都市」という枠組みを無批判に利用することにも気をつけるべきだろう。本人も最後に都市の個別性に着目する必要性を説いているが、「イスラム都市」という枠組みの中での一般化の弊害からは逃れきれていないように感じた。個別性を検証するためには都市空間だけでなく都市の社会関係の分析を行う必要があるだろう。2017/08/16
rbyawa
1
もしかしたらこの著者さん自身の特徴なのかもしれないが、都市そのものにある漠然としたイメージからではなく、家の構造や生活習慣そのものから語り始めるので正直言って他の本と全く違うことを語っていたりすることが少なくないw やっぱり地中海ときたらアラブだよねー、というシンプルな切り口は実は余所ではわりと読めないんだよな。建築つったらアラブだよな普通。2009/12/01
星規夫
0
小冊子戦術第二十一弾。グラナダに行ってみたくなった。2012/08/09
竹花 樒 - Shikimi Takehana
0
イスラーム世界・アンダルシア・イタリアといった異なる文化圏の住まいを、都市構造や住居のつくり方に目を向けることでその共通点を見いだしていこうとする趣の一冊。資料はモノクロでやや見にくいが数が多く、適度に内容を補完できていると思う。読み物というよりは資料的な性格の強い本だったかな。2009/06/03