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内容説明
子どもの頃から本が好きだった。母が「へそくり」を工面して『少年倶楽部』を買ってくれた。これが生涯ただ一度の宝物になる事件だった。
目次
糞の山にもぐりこんで一生このままでいよう 『完訳ファーブル昆虫記』奥本大三郎訳
奥さん。砂漠でそんなことを言わんでも… 武田百合子『犬が星見た―ロシア旅行』
アフガン人の犠牲はその百倍だと考えてもいい 中村哲・澤地久枝『人は愛するに足り、真心は信ずるに足る』
文明人はこれをやぶってはシリフキにつかう 『絵本パパラギ』構成・絵 和田誠、ショイルマン編、岡崎照男原訳
心の支えにしてもらいたい本 デカルト『方法序説』谷川多佳子訳
科学の道は遠い 橘南谿『東西遊記』宗政五十緒校注
門外不出の本、貸すわけにはいかない ホワイト『科学と宗教との闘争』森島恒雄訳
「遺伝子のたくらみ」を語るよりもむつかしい 日高敏隆『人はどうして老いるのか 遺伝子のたくらみ』
私にはただ非常な不名誉だけが残されたのであります コロンブス『全航海の報告』林屋永吉訳、堀田善衛『スペインの沈黙』、ラス・カサス『インディアスの破壊についての簡潔な報告』染田秀藤訳
そんな長いものが読めるか、というひともあろうが デュマ『モンテ・クリスト伯』山内義雄訳〔ほか〕
著者等紹介
安野光雅[アンノミツマサ]
1926年、島根県津和野町生まれ。山口師範学校研究科修了。1974年度芸術選奨文部大臣奨励賞、その後ケイト・グリナウェイ特別賞(イギリス)、最も美しい50冊の本賞(アメリカ)、BIB金のリンゴ賞(チェコスロバキア)、国際アンデルセン賞などを受賞。1988年に紫綬褒章、2008年に菊池寛賞を受ける。津和野に「安野光雅美術館」、京丹後市には「森の中の家 安野光雅館」がある。著作多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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