出版社内容情報
第６９「貨殖列伝」、第７０「太史公自序」を収録し、「史記」１３０巻の訳注がついに完結。付録「報任少卿書」のほか、索引付。
史記列伝は、地位の高低、事の成否を問わず、大臣・将軍・学者・商人から侠客・刺客に至るまで、深く歴史に関わり、後世忘れられてはならない多様な人間像を、格調高い文体でうたいあげ、ドラマチックに紹介したもの。
本巻では、第６９「貨殖列伝」、第７０「太史公自序」を収録する。付録「報任少卿書」のほか、索引付。本文は原文全文を収め、その他に書き下し文・通釈・語注等で構成する。
目次
第69 貨殖列傳
第70 太史公自序
付録１ 報任安書
付録２ 索引述賛
列伝索引
人名索引
地名索引
重要語句索引
内容説明
巻６９貨殖列伝、巻７０太史公自序を収録。これにより、本紀十二巻・表十巻・書八巻・世家三十巻・列伝七十巻からなる史記百三十巻の訳注がついに完結した。参考として、司馬遷の「任少卿に報ずる書」、及び唐の司馬貞の「索隠述賛」（列伝部分訳注）を掲載。巻末には詳細な索引（人名・地名・語句）を付し、検索の便を図った。
目次
貨殖列傳第六十九
太史公自序第七十
1 ～ 2件／全2件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆうきなかもと
13
ついに 明治書院新釈漢文大系版の「史記」全巻読み終えました? 読破しました❗ 全部読むのに１５ヶ月以上掛かった。 ちなみに列伝最終巻もかなりおもしろかったです。 歴史上の史記を読んできた先人達も、きっとワクワクしたり感動したりしながら読んだんだろうと思う。 約2000年前の本だが、今でも楽しめる。まさに古典ですね☺️2018/10/01
garyou
3
最終巻ということで列伝用の索引がついていて、これを読んでいるだけでも面白い。讃を読みながら思い出せない話が多いことに落ち込みつつ、「忘れたらまた読めばいいし」と思うことにする。 貨殖列伝はしかしそんなに司馬遷の意図を慮らねばならない内容なんだろうか。素直に「お金儲けした人にも素晴らしい人もいる」じゃダメなのかな。ダメなのか。2018/03/11
