転換期を読む
魯迅 (新版)

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  • サイズ B6判/ページ数 233p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784624934262
  • NDC分類 920.28
  • Cコード C0398

出版社内容情報

近代中国文学の父魯迅を文学へ向かわしめた回心の決定的な契機を、死と生・絶望と希望・政治と文学との鋭い葛藤の内に剔出した名著。鵜飼哲解説。<初版1961年>

内容説明

日本の中国侵略のさなかに、アジアと真に格闘した日本近代精神があった―。近代中国文学の父・魯迅を文学へと向かわしめた回心の決定的な契機を、死と生・絶望と希望・政治と文学との鋭い葛藤の内に剔出する。文学のみならず日本の戦後政治思想にも大きな影響をあたえた名著、新組で待望の復刊。

目次

序章 死と生について
伝記に関する疑問
思想の形成
作品について
政治と文学
結語 啓蒙者魯迅

著者等紹介

竹内好[タケウチヨシミ]
1910年生まれ。作家・中国文学者。1977年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ekottyk

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東洋史専攻の友人に勧められ、魯迅作品もあまり読んだことがない素人ながら拝読させて頂いた。同じく時代に生きた竹内氏が自らが抱えた苦悩から魯迅の根源を求め論じている。文学者の論評を読むのも初めてだったが、自分が抱える問題の発露としての文学やその姿勢を垣間見ることができてとても勉強になった。魯迅作品や文学論の経験を蓄えて、また竹内氏の魯迅論に戻ってきたいと思う。2022/07/05

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