出版社内容情報
上村 忠男[ウエムラ タダオ]
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内容説明
「沖縄返還」30周年を機に、日本近代における国民的アイデンティティ形成の過程において「沖縄」「琉球」の記憶=イメージがどのように動員されたのか、ウチナーとヤマトの気鋭の論者が徹底的に論じる―沖縄にとって日本とは何か?そして日本にとって沖縄とは何か?エッジとしての沖縄から考える。
目次
「原日本」と「ヤポネシア」のはざまで―谷川健一編『叢書・わが沖縄』の提起したもの
「日本民俗学」・ファシズム・植民地主義
「世界人類が平和でありますように」2
倫理性を支えるベクトル
沖縄発「土着コスモポリタニズム」の可能性
語られる「沖縄」―外部と内部から
歴史を眼差す位置―「命どぅ宝」という発見
沖縄 記憶と映像
オキナワ、わが愛―沖縄戦に対するフランス人監督の一視点
「他者」との出会いと新しい語りの可能性―クリス・マルケル『レヴェル5』沖縄上映会が意味するもの〔ほか〕
著者等紹介
上村忠男[ウエムラタダオ]
1941年生まれ。東京外国語大学大学院地域文化研究科教授。学問論・思想史専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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