ミネルヴァ世界史〈翻訳〉ライブラリー
戦争の世界史

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  • サイズ 46判/ページ数 228p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784623094233
  • NDC分類 209
  • Cコード C3322

出版社内容情報

本書が扱うのは過去2500年にわたる戦争の歴史である。その間に起こった幾多の戦争のうち、とくに歴史的転換点を画した重大な戦闘を取り上げ、その世界史的な意味を読者に問う。考察の対象はグローバル時代の研究状況を踏まえ、西洋中心ではなく、カナダ、アフリカ、日本、ヴェトナム、ソ連、トルコなどの戦場に及ぶ。そこで非西洋社会が世界全体に与えた衝撃の大きさを強調すると共に、現代史学における重要な方向性を指し示す。
《原著》Michael S. Neiberg, Warfare in World History, Routledge, 2001.

内容説明

本書が扱うのは過去二五〇〇年にわたる戦争の歴史である。その間に起こった幾多の戦争のうち、とくに歴史的転換点を画した重大な戦闘を取り上げ、その世界史的な意味を読者に問う。考察の対象はグローバル時代の研究状況を踏まえ、西洋中心ではなく、カナダ、アフリカ、日本、ヴェトナム、ソ連、トルコなどの戦場に及ぶ。そこで非西洋社会が世界全体に与えた衝撃の大きさを強調すると共に、現代史学における重要な方向性を指し示す。

目次

序章 一九四四年六月五日
第1章 古典時代―紀元五〇〇年まで
第2章 ポスト古典時代―紀元五〇〇~一四五〇年
第3章 火器の出現―一四五〇~一七七六年
第4章 ナショナリズムと産業主義
第5章 第一次世界大戦
第6章 第二次世界大戦
第7章 冷戦とその後
第8章 結論

著者等紹介

稲野強[イネノツヨシ]
1943年生まれ。現在、群馬県立女子大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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oldman獺祭魚翁

33
古代のテルモピレーから近代のティェンビェンフーまで兵士・武器・戦闘・遺産の4つの視点から分析している。昔なら図書館で検索して、大部の本を重ねなければならなかったが、今はWEB上で直ぐ調べられるので、こういう薄手の通史の本も読み易い。ただ、大きな校正ミスが有ったり、訳者が兵器(特に火器)の専門家ではない為か、兵器オタクが失笑してしまうような、校閲ミスが多く有るのが誠に残念です。原書を読んだわけでは無いですが、火器の表現がおかしいので、翻訳上の勘違いだと思います。良本だけに誠に残念です。2023/02/14

masabi

14
【概要】古今東西における戦争の転換点となった戦争を7つ取り上げる。【感想】各章は兵士・武器・戦闘・遺産の切り口で論じられる。古典時代のテルモピレーから戦後のディエンビエンフーまでの戦争の変遷を単なる戦史だけでなく、社会経済を視野に入れ叙述する。銃火器、機関銃、核兵器に代表される技術上の優位性が勝敗を明確に分けた戦いもあれば、優越しているにもかかわらず敗北したものも存在する。技術は無論重要だが、それ以外の要因が影響を与えもする。原著は2001年だが、現在ならサイバー戦争なども追加されるのだろうか。2023/02/27

Mc6ρ助

14
ロビンフッドがなぜ英雄だったか判ったつもりになれたのは思わぬ収穫だけど、敵基地攻撃能力の議論って戦略核保有の前ステップと気づかされてしまうのは困ったものだ。原著が2001年でスマート兵器の延長たるAIの影響に言及がないが「戦争の世界史」いろんなことが詰まっていて面白くも消化が難しい。2023/01/08

sasha

4
某サイトの献本当選本。戦争のありようを変えたエポックメイキングな戦い7つを取り上げ、政治的・文化的な面を絡めて解説している。通史で読むのもいいかもな。2023/02/10

あなごパイ

2
戦争の世界史という大きな表題だが、主として記載されているのはそれぞれの時代においてどの武器、兵器が優位性を誇ったかであった。2023/04/16

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