出版社内容情報
アメリカ史を一冊で分かりやすくまるごと学ぶ。大航海時代の「新世界」であったころから、トランプ、バイデン政権に至るスパンでアメリカの歴史をとらえる。各項目に地図、図版、写真を配置し、ビジュアルでも理解しやすく考慮した、アメリカの歴史を学ぶ学生に最適のテキスト。
目次
1 「新世界」とイギリス植民地社会の発展
2 新興国アメリカの建設
3 南北の対立・内戦・再建
4 産業化するアメリカ
5 革新主義の時代
6 大恐慌、ニューディール、第2次世界大戦
7 現代アメリカの形成
8 新自由主義のアメリカ
著者等紹介
梅〓透[ウメザキトオル]
1971年生まれ。2003年一橋大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。2013年コロンビア大学大学院歴史学研究科博士課程修了、Ph.D.(アメリカ史)。現在、フェリス女学院大学文学部英語英米文学科教授
坂下史子[サカシタフミコ]
1971年生まれ。2012年ミシガン州立大学大学院文芸研究科アメリカ研究専攻博士課程修了、Ph.D.(アメリカ研究)。現在、立命館大学文学部教授
宮田伊知郎[ミヤタイチロウ]
1973年生まれ。2010年ジョージア大学大学院歴史学研究科博士課程修了、Ph.D.現在、埼玉大学人文社会科学研究科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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aoi
5
いや〜えぇわぁ〜〜面白かったわぁ〜最後のコラムは涙が出たわぁ〜〜〜 梅崎透・坂下史子・宮田伊知郎「やわらかアカデミズム・<わかる>シリーズ よくわかるアメリカの歴史」(2021)ミネルヴァ書房2022/09/19
ちり
2
“こうした視点は、近年の歴史学のまなざしの変化にもとづくものである。たとえば従来のテキストで「奴隷」(slaves)とされていたアフリカ系については、その地位が当事者の意思に反したものであったことを明確にするために「奴隷化された人々」(enslaved people)といった表現を用いて記述した”2021/08/11
Go Extreme
1
新世界とイギリス植民地社会の発展: 近代世界システムの形成 北米植民 幸福の追求 フレンチ・インディアン戦争 独立戦争 新興国アメリカの建設: 合衆国憲法 フェデラリストと反フェデラリスト 南部の奴隷制の拡大 モンロー・ドクトリン 南北の対立・内戦・再建: マニフェスト・デスティニー 南北の対立 南北戦争と市民の生活 産業化するアメリカ: 工業化と労働者運動 分離すれども平等 革新主義の時代: セツルメント 怒涛の1920年代 大恐慌 ニューディール 第2次世界大戦 現代アメリカ形成 新自由主義のアメリカ2021/07/23
みこ
0
アメリカはある程度の近代化が進んだ状態においてみんなで国を作るとどうなるか、という社会実験を行ったような国なのであると思った。最初は移民としてイギリス人としての自認から、独立戦争を通してアメリカ人となり、そして発展の都度に移民が流入してきてアメリカ人の定義が変わってきたのであろう。そして様々な人種がいることが公民権運動を通してマイノリティが認められやすくなった一方で、アイデンティティを思い返すかのごとく保守主義の揺り戻しが起きている。民族、宗教、経済などがあらゆる側面で影響し合っているのだと感じた。2023/11/09