出版社内容情報
社会保障制度について、その歴史から解きおこし、年金、医療、介護、雇用、子育て支援など社会保障の主要なファクターを学ぶ。
内容説明
社会保障制度について、その歴史から解きおこし、年金、医療、介護、雇用、子育て支援などの主要なファクターを学ぶ。誰もが持つ漠然とした不安に対し、制度の仕組みや基本的なことがらを説明し、将来像を理解する。平易な語りで初学者に届ける入門書。
目次
社会保障とは、福祉とは
歴史から学ぶ社会保障
セーフティネットと保険の機能
公的年金制度
企業年金制度
医療保険制度
介護保険制度
雇用保険制度
生活保護制度
子育て支援制度
労働災害保険・自然災害保険・障害者福祉制度
望ましい社会保障制度のあり方
著者等紹介
橘木俊詔[タチバナキトシアキ]
1943年兵庫県生まれ。1967年小樽商科大学商学部卒業。1969年大阪大学大学院修士課程修了。1973年ジョンズ・ホプキンス大学大学院博士課程修了(Ph.D.)。仏米英独での研究職・教育職を経て、京都大学教授、同志社大学教授、日本経済学会会長を歴任。現在、京都女子大学客員教授、京都大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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mazda
19
高齢者には年金が支払われていながら、生活困窮者が多いということです。今この状態ということは、これから20年、30年後は、ほとんどの高齢者が生活困窮に陥っているのではないでしょうか?そんな状況でありながら、世代間格差はとりあえず忘れようという、著者の潔さに呆れました。働いても賃金が安いような企業は非効率なので退場してもらう、という意見には賛成ですが、それと同時に非効率な公務員もへらしましょう。学術という名前を持ちながらやっていることは脅しの団体とか、省庁にぶら下がって公務員の受け皿になっている法人とか。2020/10/14
papahaba
1
日本の社会保障制度、課題の全体感がわかる入門書。歴史経緯の記載をもう少し増やしてくれると更に良いと思う。2021/02/19
ま
1
社会保障を浅く広く理解したいと思い読んだ。 なんだかあまり練られていない感というか…ささっと書いたのかな?みたいな。誤字や表もわかりづらいのがあり。 なので話半分で読んでみて、他の本も読むことにした。 だが、新たに勉強になったこともあったので一読してよかったかなという感じで。2020/12/29