誤解としての芸術―アール・ブリュットと現代アート

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  • サイズ A5判/ページ数 188p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784623087518
  • NDC分類 702.06
  • Cコード C3071

出版社内容情報

鑑賞者のための芸術論??ピカソの『ゲルニカ』は鑑賞者の「誤解」で傑作となった?
アール・ブリュット論の第一人者が芸術の核心を解き明かす、革新の現代アート論。

「芸術とは誤解である」――これは創造行為と作品受容の関係の紐帯に「誤解」を据えた、きわめて新しい芸術論である。芸術としてのアール・ブリュットの誕生を「誤解」のキーワードから紐解き、芸術の未来を鋭く開示する。絵画や彫刻作品のみならず、演劇や詩、ジャズ、あらゆる芸術に眼差しをむけ自由自在に参照しながら、創造行為に無意識が与える芸術性の可能態を探る、エキサイティングな一冊。(原著: Thevoz

内容説明

ピカソの『ゲルニカ』は鑑賞者の「誤解」で傑作となった?アール・ブリュット論の第一人者が芸術の核心を解き明かす革新の現代アート論。

目次

第1章 脱幻想 「現実」と「演劇」の境目―演劇は本当に虚構か?
第2章 不治の病者の群れ 「詩人」と「画家」の狂気―意味を欠いた次元へ入ること
第3章 幽霊の存在 「無意識」と「霊感」の関係―聖なるものの表現
第4章 オルタナティブな潮流 「意識」と「無意識」の循環―矛盾と刷新的創造
第5章 ノイズとしてのジャズ 「汚し」と「美化」の歓喜―作為がもたらす美の転覆
第6章 誤解としての芸術 「真実」と「裏切り」のリゾーム―芸術と偶然性
第7章 醜さの発明 「美」と「醜」の反転―悪趣味とイデオロギー
第8章 地球のミュージアム化 「鑑賞者」と「作者」の倒錯―人類は美術館従業員である

著者等紹介

テヴォー,ミシェル[テヴォー,ミシェル] [Th´evoz,Michel]
1936年生まれ。作家、芸術史家、哲学者。ローザンヌ大学名誉教授。ローザンヌ大学卒業後、フランス社会科学高等学院で学ぶ。ローザンヌ州立美術館員を経て、1976年から2001年までローザンヌの「アール・ブリュット・コレクション」の館長を務める。師のジャン・デュビュッフェから受け継いだ独自の「アール・ブリュット論」には定評がある

杉村昌昭[スギムラマサアキ]
1945年生まれ。名古屋大学大学院文学研究科修士課程修了(仏文学専攻)。龍谷大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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アキ

73
序文が秀逸。芸術作品が意味するところが、制作者と受容者の間で正確に翻訳されることはないのであろう。しかしその誤解がむしろ豊かに意味のあるものを鑑賞者に与えるとすれば、アール・ブリュットと呼ばれる生の芸術が、作者の無意識のうちに超越的な交霊が狂気とともに形を得たものだからではないかと指摘する。鑑賞者による誤解の創造性がそこに生じる余地がある。先史時代の洞窟の壁画も霊的なものであったと。著者はスイス・ローザンヌのアール・ブリュット・コレクションの館長を長く務めた。ただし哲学的な専門用語はほぼ理解できなかった。2020/03/19

my

0
「アール・ブリュット(生の芸術)」という言葉が「障がい者アート」という言葉と混同されて使われる状況に鑑みると、本書のように本来の意味の「アール・ブリュット」のみを論じたものが出版されるのは大変喜ばしいことに思われる。2020/01/03

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