社会はどこにあるか―根源性の社会学

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社会はどこにあるか―根源性の社会学

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  • サイズ B6判/ページ数 381p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784623080205
  • NDC分類 361.04
  • Cコード C3036

出版社内容情報

社会はいつ,どのようにして立ち現れ 社会学はどのような場所ではじまるのか。感覚と想像力を問いなおす透徹した思考社会学の研究対象は社会である。だが、社会とはそこに「ある」ものとしてとらえることができない。社会はいったいどこに立ち現れ、社会学はどのようにはじまるのか――。

本書は、根源的ともいえるこの難題と正面から向きあう、創意に満ちた知的探索である。

 ? 社会が姿をあらわすとき



第1章 社会を剥ぎ取られた地点──「無媒介性の夢」をめぐるノート

 1 はじめに

 2 「無媒介性」の夢

 3 もうひとつの「無媒介性」

 4 暴力・権力・媒介性

 5 おわりに



第2章 没頭を喪失した社会──「社会学」の位置をめぐって

 1 はじめに──「参加」と「距離化」

 2 「没頭」の喪失──「感情」とくに「笑い」を例として

 3 モダニティと「距離化」──理論社会学的考察

 4 おわりに──「没頭」への契機?



第3章 社会という不条理/社会という無根拠

 1 はじめに──社会の「蒸発」あるいは「液状化」によせて

 2 社会という「不条理」──「社会」が立ち現れるとき

 3 社会という「無根拠」──「精神の無力」の先取り

 4 「不条理」と「無根拠」のあいだ──ある反転

 5 おわりに──なにが消滅したのか/なにが過剰なのか





 ? 社会学がはじまる場所



第4章 「社会の科学」と「社会の理想」──あるいは、ふたりのデュルケーム

 1 はじめに──「社会の科学」と「社会の理想」

 2 「社会学」と「社会主義」──ボルドーのデュルケーム

 3 道徳・宗教・「社会の魂」──ソルボンヌのデュルケーム

 4 おわりに──ふたりのデュルケームのあいだ



第5章 距離のユートピア──ジンメルにおける悲劇と遊戯

 1 はじめに──ジンメルにおけるふたつの問題系

 2 社会学的悲劇の構図──個人と社会

 3 遊戯・距離・ユートピア──社交と貨幣

 4 差異の個人主義のために──「自由」のふたつの理想



第6章 亡命者たちの社会学──ラザースフェルドのアメリカ/アドルノのアメリカ

 1 はじめに──亡命者たちとアメリカ

 2 ニューヨークのラザースフェルド──民主主義と資本主義のアメリカ

 3 ニューヨークのアドルノ──ラジオとジャズのアメリカ

 4 ロサンゼルスのアドルノ──塞がれた耳と縛られた身体

 5 おわりに──アドルノのアメリカ





 ? いくつもの声が響き合う



第7章 もしも世界がみんな構築主義者だったら──構築主義社会における構築主義社会学

 1 構築主義社会と構築主義社会学

 2 相対化とは別の場所へ──「構築主義批判・以後」報告をめぐって

 3 構築主義が作る社会──共同性から公共性へ?

 4 もうひとつの問いかけ



第8章 「スポーツする身体」と「教える/学ぶ身体」の交わるところ──スポーツと体罰をめぐるふたつの問題系

 1 はじめに──ふたつの身体と暴力

 2 「スポーツする身体」と暴力──エリアスの問題系

 3 「教える/学ぶ身体」と暴力──ベイトソンの問題系

 4 「スポーツを教える身体」と暴力──いくつかの問題提起



第9章 共同体の外に立つ──「日本の社会学理論」と「普遍」についての試論

 1 日本の社会学を英語で伝える──三つのエピソードから

 2 物差しをつくり直す──ジラールと作田のあいだ

 3 共同体の外に立つ──普遍を書き換える普遍/普遍を突き破る普遍





あとがき

参考文献

索  引

奥村 隆[オクムラ タカシ]
2017年5月現在 関西学院大学社会学部教授

内容説明

社会学の研究対象は社会である。だが、社会とはそこに「ある」ものとしてとらえることができない。社会はいったいどこに立ち現れ、社会学はどのようにはじまるのか―。本書は、根源的ともいえるこの難題と正面から向きあう、創意に満ちた知的探索。

目次

1 社会が姿をあらわすとき(社会を剥ぎ取られた地点―「無媒介性の夢」をめぐるノート;没頭を喪失した社会―「社会学」の位置をめぐって;社会という不条理/社会という無根拠)
2 社会学がはじまる場所(「社会の科学」と「社会の理想」―あるいは、ふたりのデュルケーム;距離のユートピア―ジンメルにおける悲劇と遊戯;亡命者たちの社会学―ラザースフェルドのアメリカ/アドルノのアメリカ)
3 いくつもの声が響き合う(もしも世界がみんな構築主義者だったら―構築主義社会における構築主義社会学;「スポーツする身体」と「教える/学ぶ身体」の交わるところ―スポーツと体罰をめぐるふたつの問題系;共同体の外に立つ―「日本の社会学理論」と「普遍」についての試論)

著者等紹介

奥村隆[オクムラタカシ]
1961年徳島県生まれ。1990年東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学、博士(社会学)。千葉大学文学部講師・助教授、立教大学社会学部教授を経て、関西学院大学社会学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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