小説・漫画・映画・音楽から学ぶ児童・青年期のこころの理解―精神力動的な視点から

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小説・漫画・映画・音楽から学ぶ児童・青年期のこころの理解―精神力動的な視点から

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  • サイズ A5判/ページ数 289p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784623078073
  • NDC分類 371.45
  • Cコード C3011

出版社内容情報

初学者にとってはもっと知りたくなる、精神分析の知識がある読者にとっては、学びの再確認と深化のきっかけとなる一冊児童・青年期の心理的特徴や課題を小説や漫画、映画などを通じて理解する初学者向けテキスト。本書では、第?部で児童・青年期に関わる精神力動的理論や病理に関する全体像をわかりやすく解説した後、第?部では各作品のあらすじ紹介とともに、登場人物のパーソナリティや、彼らを取り巻く環境・状況から、現代における児童・青年期を丁寧に描き出します。精神分析の視点から、こころの発達過程や障害・病理を具体的に、より深くとらえることができる一冊。

はじめに――児童・青年期のこころを力動的視点から学ぶことの意義

 第?部 児童・青年期のこころを理解するために
第1章 精神力動的発達論とアタッチメント
 1 フロイトのリビドー論
 2 マーラーの分離-個体化理論
 3 エリクソンの発達段階説
 4 ボウルビーのアタッチメント理論と「安心感の輪」

第2章 精神分析から見る児童・青年期
 1 こころの仕組みやはたらき
 2 フロイトの治療論
 3 フロイト以降の精神分析理論
 4 集団の無意識的理解

第3章 学校にまつわる諸問題
 1 不登校
 2 いじめ
 3 非 行
 4 自殺と自傷と自己破壊行動
 5 学級崩壊
 6 投影同一化の視点から見た学校問題

第4章 児童・青年期に特徴的な病理・障害の精神力動的理解
 1 自閉症スペクトラム障害
 2 注意欠如・多動性障害
 3 限局性学習障害
 4 パーソナリティ障害
 5 摂食障害

 第?部 物語を通じた児童・青年期のこころの力動的理解
第5章 児童期の無意識・空想理解
    ――漫画『20世紀少年』から
 1 あらすじ
 2 問 い
 3 遊びと空想と秘密基地
 4 遊戯療法と子どもの精神分析的心理療法
 5 自己愛と万能感

第6章 児童虐待がこころに及ぼす影響
    ――映画『誰も知らない』から
 1 あらすじ
 2 問 い
 3 児童虐待とは
 4 被虐待児の言動
 5 被虐待児のこころの状態
 6 虐待する親の想いと虐待の連鎖

第7章 青年期前期(思春期)のこころとクラス力動理解
    ――小説『告白』から
 1 あらすじ
 2 問 い
 3 思春期における心身の変化
 4 思春期の子どもと養育者との関係
 5 クラスと無意識と防衛
 6 スクールカウンセラーとクラス

第8章 青年期中期のこころと問題行動
    ――映画『17歳のカルテ』から
 1 あらすじ
 2 問 い
 3 青年期中期の発達的特徴と対人関係
 4 パーソナリティ障害と青年期中期のこころの状態
 5 問題行動とこころの痛みへの対処
 6 行動することと考えること

第9章 青年期後期のこころと対人関係
    ――漫画『ソラニン』から
 1 あらすじ
 2 問 い
 3 モラトリアムとアイデンティティの拡散
 4 恋愛関係と協働関係
 5 うつ病と抑うつと喪の作業
 6 現代社会と青年期後期

作品リスト
引用文献
索  引
おわりに

藤森 旭人[フジモリ アキヒト]
著・文・その他

内容説明

児童・青年期の心理的特徴や課題を小説や漫画、映画などを通じて理解する初学者向けテキスト。本書では、第1部で児童・青年期に関わる精神力動的理論や病理に関する全体像をわかりやすく解説した後、第2部では各作品のあらすじ紹介とともに、登場人物のパーソナリティや、彼らを取り巻く環境・状況から、現代における児童・青年期を丁寧に描き出します。精神分析の視点から、こころの発達過程や障害・病理を具体的に、より深くとらえることができる一冊。

目次

第1部 児童・青年期のこころを理解するために(精神力動的発達論とアタッチメント;精神分析から見る児童・青年期;学校にまつわる諸問題;児童・青年期に特徴的な病理・障害の精神力動的理解)
第2部 物語を通じた児童・青年期のこころの力動的理解(児童期の無意識・空想理解―漫画『20世紀少年』から;児童虐待がこころに及ぼす影響―映画『誰も知らない』から;青年期前期(思春期)のこころとクラス力動理解―小説『告白』から
青年期中期のこころと問題行動―映画『17歳のカルテ』から
青年期後期のこころと対人関係―漫画『ソラニン』から)

著者等紹介

藤森旭人[フジモリアキヒト]
1983年静岡県磐田郡豊岡村(現磐田市)生まれ。2005年立命館大学産業社会学部卒業。2007年甲子園大学大学院人間文化学研究科博士前期課程修了。2011年京都府立医科大学大学院医学研究科博士課程修了(医学博士・臨床心理士)。現在、川崎医療福祉大学医療福祉学部臨床心理学科講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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発達心理学の初学者で、またサブカルチャージャンキーでもあるのでタイトルに惹かれて手に取った。臨床的な内容で戸惑ったが楽しく読めた。二部構成になっており前半はフロイト、エリクソンの発達段階説やアタッチメント論などもわかりやすくまとめてあり助かった。後半では20世紀少年など具体的な作品を通じてのワーク形式だったが臨床分野がメインだったので読み飛ばしてしまった。時間があれば再読したい。2019/06/27

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