出版社内容情報
近代の日本美術史を対象としながら美術を〈見る〉ということに向き合う。美術とは何かを改めて思索する試み。
内容説明
近代日本の美術作品を通して、“見る”ことに対する認識と変遷を問い、不可視の領域までも見据える。ファインアートとは何かを根源的に突き詰め、新生面を拓く。
目次
第1部 視覚の制度史(“見る”環境―展覧会・美術館・鑑賞者;“見る”枠組み―美術ジャンルの形成)
第2部 作家と美術作品(美術作品における“表層”と“深層”;近代日本画の革新性)
第3部 美術における不可視の領域(香りの日本美術史;見えない権威)
著者等紹介
古田亮[フルタリョウ]
1964年東京生まれ。東京藝術大学大学院美術研究科博士後期課程中退。東京国立博物館、東京国立近代美術館を経て、現在、東京藝術大学大学美術館准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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