内容説明
近年、発達科学はその方法の進展や他分野との融合により大きく様変わりしており、それは発達の概念をも変えるほどの勢いである。本書ではそのホットな領域で活躍する研究者たちが、新しい手法を用いて得られた最新の知見を紹介。他者理解や自己制御、母子関係など、実に多面的な視点から“乳幼児の発達”のありように迫る。
目次
序章 発達科学の現在
第1章 発達と進化からみる物の世界
第2章 乳児期における他者理解―知覚と行為の関係性から
第3章 乳幼児における社会的学習
第4章 質問のやりとりというコミュニケーション
第5章 乳幼児期の自己制御と実行機能
第6章 成人による乳児の身体と心への注目―乳幼児との相互作用を支えるものとは
第7章 子どもの社会性の発達と障害―自閉症スペクトラム障害とウィリアムス症候群
第8章 発達科学はいつから発達科学なのか―発達科学のこれまでとこれから
著者等紹介
板倉昭二[イタクラショウジ]
京都大学大学院理学研究科博士課程修了、京都大学理学博士。現在、京都大学大学院文学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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