「育メン」現象の社会学―育児・子育て参加への希望を叶えるために

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  • サイズ B6判/ページ数 307,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784623066087
  • NDC分類 367.3
  • Cコード C3036

内容説明

どのような環境や意識があれば、父親は育児・子育てにかかわれるのか。育メン現象の実態を解明し、国際比較を通して今後の方途を探る。ポジティブ家族社会学を提唱した意欲作。

目次

育メンとは
第1部 育メンの歴史・社会・文化(育メンの歴史的背景;育メンの社会・文化・政治的背景)
第2部 育メンの社会学(育メン現象と社会学理論・研究手法;どのように育メンになるのか)
第3部 育メンと家族(育メンがもたらすもの;育メンの多様性)
育メン研究から何を得るのか

著者等紹介

石井クンツ昌子[イシイクンツマサコ]
1987年ワシントン州立大学社会学部博士号取得。1987~2006年カリフォルニア大学リバーサイド校社会学部助・准教授。現在、お茶の水女子大学大学院人間文化創成科学研究科教授。受賞:全米家族関係学会(National Council on Family Relations)Jan Trost賞(2012年)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

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ぼのまり

3
父親の育児参加が持てはやされ、育メンという言葉が生まれて、それなりの月日が経ったようにも思うが、そんな男性の育児参加について、その時代遷移や社会現象、現状抱えている問題を詳細に分析した1冊。子どもの育児、教育には、男女問わず親の働き方や企業のあり方など、根本的な課題がまだまだ山積みですね。まぁ、ひとつひとつ解決していくしかないのですが…。2013/06/21

siomin

0
「男性が育児を行うこと」,いわゆる「育メン」について行われた研究をまとめた1冊。 育児の実践的な話ではなく父親による子育てを社会学的に分析しているため,門外漢には消化しきれない部分もありますが,父親が子育てにかかわりたいという希望をどうやったら応えられるのかを考えています。 「育メン」が広まったといっても,日本ではまだ研究が途上で,例えば男の育児ノイローゼは起こっているのに対処法はあまり考えられていないとかあるそうです。研究が進み制度が整い,より男性の育児参加が推進されることを願います。2015/07/11

marukuso

0
育メンという言葉に聞き慣れて久しい。2010年の流行語大賞だったようだ。本書は男性がどのような環境でなら子育てに積極的に関与できるかを検証した本。様々な家族の形態があるが、ゲイやステップファザー(子連れ再婚者)などを考慮している所は面白い。自分が一番面白いと思ったのは外国では離婚率が高いこと、事実婚が多い国があることなどがデータとして示されていたが意外な事実だった。育メンが当たり前になるにはワークライフバランスとセットで考えて行かなければならないのだろう。2014/04/23

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