欧米政治外交史―1871~2012

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  • サイズ A5判/ページ数 320,/高さ 21cm
  • 商品コード 9784623065585
  • NDC分類 319.3
  • Cコード C3031

内容説明

近現代世界を動かしてきた欧米諸国の政治外交史はいかに展開したか。本書では、英米独仏という主要四大国に焦点を当て、国民国家が確立しつつあった一九世紀後半から今日に至るまで、外交と内政の関係、国際関係の変化、世界秩序の変遷などを紹介する。各章では、ヒトラーとチェンバレン、レーガンとサッチャーといった、代表的な政治指導者を二人取り上げ、彼らの伝記的事績を軸に分かりやすく叙述する。

目次

近代という時代と欧米諸国
第1部 近現代世界の形成(「欧州協調」から帝国主義へ―ビスマルクとグラッドストン;新興国アメリカの台頭とパクス・ブリタニカの終焉―ウィルソンとロイド=ジョージ;戦間期ヨーロッパ世界の危機―ヒトラーとチェンバレン)
第2部 戦後国際秩序の形成と欧米諸国(第二次世界大戦と国際・国内社会の変容―チャーチルとローズヴェルト;「アメリカの世紀」と米欧関係―アイゼンハワーとアデナウアー;脱植民地化と大西洋同盟の動揺―ドゴールとマクミラン;抵抗の季節とリベラルな政治―ウィルソンとジョンソン)
第3部 グローバル化する世界の中の欧米諸国(デタントと動揺する欧米世界―ニクソンとブラント;保守主義者の「革命」?―レーガンとサッチャー;ドイツ統一とヨーロッパ再編―ミッテランとコール)
二一世紀の欧米世界―G.W.ブッシュとブレア

著者等紹介

益田実[マスダミノル]
1965年山口県生まれ。1994年京都大学大学院法学研究科博士後期課程退学。博士(法学)。現在、立命館大学国際関係学部教授

小川浩之[オガワヒロユキ]
1972年三重県生まれ。2003年京都大学大学院法学研究科博士後期課程研究指導認定退学。博士(法学)。現在、東京大学大学院総合文化研究科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

coolflat

7
19世紀後半から21世紀初頭に至る欧米の政治外交史を英米独仏の四カ国に焦点を当て各章ごとに二人の「主役」を配しつつ描いた通史である。1章は独ビスマルクと英グラッドストン。2章は米ウィルソンと英ロイド=ジョージ。3章は独ヒトラーと英チェンバレン。4章は英チャーチルと米ローズヴェルト。5章は米アイゼンハワーと独アデナウアー。6章は仏ドゴールと英マクミラン。7章は米ジョンソンと英ウィルソン。8章は米ニクソンと独ブラント。9章は米レーガンと英サッチャー。10章は仏ミッテランと独コール。終章は米ブッシュと英ブレア。2015/01/27

Haruka Fukuhara

6
各章ごと専門家が執筆する形式の教科書。1970年代生まれの比較的若い研究者が多く、どこか若々しい印象を受ける。章ごとの記述の均質性が印象的だったが、考えてみると一人が執筆すれば専門とそれ以外で濃淡が出るのが自然であり、これは共著でこその特徴と言えるのかもしれない。借りる時に君塚先生の本とどちらを読むか迷ったが、両方借りて結果的には成功だった。両者とも政治の主人公に焦点を当てた記述だが、こちらは詳細かつ網羅的な、教科書的な記述が特徴的で、君塚先生の本は読み物としての上手さが光る。2017/05/13

kazutoshi

1
近代ヨーロッパは多くの世界に影響を与えてきた。確かに現在の国際情勢はBRICSなどの新興国の経済的な台頭は著しい。しかし、近代の欧米の歴史を無視をするのはある種現代の国際社会を無視するのに等しい。本書は近代から現代までの欧米の歴史を描いた良書である。時代こどに区切られ非常に読みやすく、その時代の指導者を対比させ内政、外交をバランスよく書かれている。本書によって今日の国際社会の枠組みを形作ってきた欧米の政治、経済、の発展の歴史を理解する事ができるであろう。2013/06/19

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