ミネルヴァ日本評伝選<br> 三条天皇―心にもあらでうき世に長らへば

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ミネルヴァ日本評伝選
三条天皇―心にもあらでうき世に長らへば

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  • サイズ B6判/ページ数 279,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784623057887
  • NDC分類 288.41
  • Cコード C0321

内容説明

三条天皇(九七六~一〇一七、在位一〇一一~一六)。外祖父・藤原兼家の庇護のもと成長し、天皇家の嫡流として皇太子となった居貞親王だが、即位後は道長の圧迫を受けるようになる。失明などの病気に苦しみ、落日の冷泉皇統のために苦闘した、悲劇の天皇の実像を描く。

目次

序章 三条天皇論に向けて
第1章 出生から立太子まで―貞元元年(九七六)‐寛和二年(九八六)
第2章 潜龍の年月―長い東宮時代 寛和二年(九八六)‐寛弘八年(一〇一一)
第3章 蝉蛻のとき―即位 寛弘八年(一〇一一)
第4章 妍子と〓(せい)子の立后―長和元年(一〇一二)
第5章 「御悩」の日々―長和元年(一〇一二)‐長和四年(一〇一五)
第6章 譲位と敦明の立太子―長和五年(一〇一六)‐寛仁元年(一〇一七)
第7章 崩御―寛仁元年(一〇一七)
第8章 皇子女と后妃の行く末
終章 三条天皇という人物

著者等紹介

倉本一宏[クラモトカズヒロ]
1958年三重県津市生まれ。1989年東京大学大学院人文科学研究科国史学専門課程博士課程単位修得退学。1997年博士(文学、東京大学)。現在、国際日本文化研究センター教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ようはん

19
三条天皇は藤原道長の後半生の政敵・ライバルといった立ち位置であろうか。とはいえ道長の勢威に抗しようとしてしきれず、病気や家族の不幸等に悩まされ続けた悲運の人というイメージが強い。 2024/03/14

紫草

7
三条天皇には4人の妃がいて、娍子以外はそれぞれ時の政権担当者の女であったとのこと。つまりは娍子さんだけは、天皇が好きな人だったということでしょうか。その娍子を、道長の女妍子に続いて皇后にたてたところから、道長との関係が悪化。晩年は目や耳も不自由に。なんだか思うようにいかずにもがき続けた人生のようで気の毒に感じます。天皇というのは「思うように」生きたらいけないのかもしれないけれど。娍子さんの後見たる人たちが、地位が低いだけでなくどうも仕事ができない人たちだったらしいのがまた不幸でしたね。2020/08/22

遊未

4
「藤原道長の日常生活」からの続き。むしろ、この方の相手をしていた道長も公卿も大変だったろうという思いが強くなる。親族主義はやはり絶大な権力を掌握していればこそできることで、その無理を何度も繰り返そうとしたとは…。そして、難題にもわたり絡み合う血縁の影響は無かったのだろうか。花山天皇、冷泉天皇も精神状態は実のところどの程度だったのか?三条天皇は?不良的なその子たちは?興味があるけど、本があるか捜してみたい。2014/03/05

うしうし

3
『御堂関白記』や『小右記』などを基本にして、三条天皇と、特に藤原道長との関係を時系列に沿って詳細に記す。私には詳しすぎて、やや冗長に感じたことが正直な感想であるが、倉本センセの学識に改めて敬服した。2024/03/31

石光 真

3
一条期の漢詩、管弦、女房文学の開花は三条期にはぱったり途絶えた。皇統も途絶えた。しかし禎子を通じた血統は後三条天皇を産み、摂関政治にとどめを刺した。最愛の定子に先立たれた一条と異なり、娍子は健在だった。どちらが幸せだったかは分からないという。2023/10/18

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