内容説明
経済・政治活動のグローバル化に伴い、普遍化と多様化のジレンマが様々な局面で顕在化しつつある。そうしたなかで、世界の平和と一人ひとりの人権が尊重される真の共生を実現していくための課題と方策を、人文科学・社会科学の学際的視点から、幅広く議論する。
目次
第1章 金融の自由化・グローバル化の功罪―近代経済学の理論を背景に
第2章 会計のグローバル・スタンダードの形成と執行
第3章 グローバル社会における公教育の責任
第4章 グローバルな社会と個人の自由―生の両端領域における個人の自由の規制根拠を考える
第5章 他者との来たるべき共生へ向けた哲学的試論―歓待と応答からの共生
第6章 二つの市民社会とソーシャル・キャピタル―グローバル化時代の市民社会
第7章 グローバル化時代における多民族共存のかたち