叢書・働くということ
働くことの意味

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  • サイズ A5判/ページ数 257p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784623052646
  • NDC分類 366
  • Cコード C3333

内容説明

人はなぜ働くのか、どのように働けばいいのか。ますます多様化する人間と労働の関係について、古今東西の哲人や偉人の思想を踏まえたうえで、哲学、倫理学、経済学、経営学、心理学、社会学など様々な観点から再評価する。

目次

第1部 人にとって「働く」とはどういうことか(働くということ―偉人はどう考えたか;人間にとって労働とは―「働くことは生きること」;人間にとって余暇とは―余暇の大切さと日本人の思い;仕事意欲―やる気を自己調整する)
第2部 働く人を取り巻く諸問題(職業の倫理―専門職倫理に関する基礎的考察;21世紀における「よい仕事」とは何か―企業倫理学からの応答;ベーシック・インカム―働くということが当たり前ではない時代の生活保障;ソーシャルファイナンスに見る、これからの「働き方」―育てつつ事業を行う可能性;経済と倫理―公正でより善い社会のために)

著者等紹介

橘木俊詔[タチバナキトシアキ]
1943年兵庫県生まれ。1973年ジョンズ・ホプキンス大学大学院博士課程修了。Ph.D.。現在、同志社大学経済学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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すのう@中四国読メの会コミュ参加中

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古代は労働自体が奴隷のするものであり、差別されていた。それが今では労働の意味さえ問われるようになった。働かざるもの食うべからずという言葉もあるように、労働を重要視する考えに移行した。また、食べていかなければならないからではなく、生きがいとしてや公共のためという考えも出てきた。義務倫理だけではなく、徳倫理的や公共善にも関わると考えられるようになってきた。一元的に見ることは出来ず、多方面から検討しなければならないと感じた。労働は奥深い。そして幅広い。2013/05/14

usoki

0
一人あたりのページ数が少なすぎて議論が上滑りしてるような。ヒントにはなったが。2010/05/12

Kohei Yamamoto

0
西洋・東洋問わず、働くことの意味付けは宗教的な影響が大きい。現代では食うために働くことは、資本家以外はほとんど必須である。働くことの動機には、食うため・承認欲求・職人芸の領域の美の追求・余暇を満喫するための手段など、人によってさまざま。仕事の内容も、苦痛しかないもの・苦痛だが対価を得られるものと分かれている。結局は、各人がどんな動機・仕事内容を持っていたとしても、満足できていればそれでよい。2018/10/24

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