内容説明
本書は、HIV/AIDSに影響を受けた人々が、社会運動や市民活動(NPO)など集合行為に参加・関与することを通じて得られた考え方や経験の意味と意義を考察することを目的にしている。特に、エイズにまつわる問題や利害関係の当事者ではない「良心的支持者conscience adherents」の存在に焦点を合わせ、彼ら/彼女らが「自分事」としてエイズを理解、受容するプロセスを明らかにしたい。
目次
第1章 HIV/AIDSの問題系
第2章 良心的支持者概念の再提起
第3章 エイズ電話相談員になるまで
第4章 良心的支持者の捉えるHIV/AIDS
第5章 命名のポリティクス
第6章 HIV/AIDS活動を担う市民活動
著者等紹介
本郷正武[ホンゴウマサタケ]
1973年栃木県栃木市生まれ。1998年金沢大学文学部卒業。2004年東北大学大学院文学研究科博士課程後期修了、博士(文学)。現在、日本学術振興会特別研究員(PD)(所属:東北大学大学院文学研究科)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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