出版社内容情報
福祉と経営の両立をめざす女性の半生記。
内容説明
雪深い新潟の地、とある洗濯工場で、障害をもつ人たちとともに生きる道を選んだ一人の女性がいた。夫の死、工場の全焼と、続く困難を乗り越え、共生社会の実現に向けてひたすら進みつづける半生の記録。
目次
第1章 どんなに辛くても(生いたち;新しい生活を求めて;嫁として)
第2章 福祉への道(教育活動のスタート;会社創設;企業か福祉か)
第3章 一歩一歩(家がほしい;前進;壁を乗り越え)
第4章 いのちかつぎて(幸せを求めて;いのちかつぎて;老いと死をみつめて)
著者等紹介
桐生清次[キリュウセイジ]
1933(昭和8)年新潟県生まれ。日本大学卒業後、東京大学で教育心理学を学ぶ。1970(昭和45)年から中学校で特殊学級を担任し、新潟大学講師、新潟県立女子短期大学非常勤講師などをつとめる。福祉活動にも力を入れ、保護者と共に手をつなぐ育成会を作り、知的障害者施設やトロイカ方式(行政、企業、福祉施設、三者提携)によるクラレ作業所などの建設に携わる。その間、心身障害福祉賞(NHK厚生文化事業団)、上村忠雄賞(新潟県手をつなぐ育成会)等受賞。現在、社会福祉法人七穂会理事、知的障害者授産施設・虹の家園長。著書に『次の世は虫になっても』柏樹社(NHKドラマ選奨受賞、文化庁芸術祭参加)など多数
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