出版社内容情報
【内容】
「国制知」とは、国家の成り立ちと諸制度──国制を構想し、その支柱となってそれを運営していく知的営み、ないしそれに携わる学識集団である。
本書は、明治日本の「国制知」をドイツ国家学にに求め、ローレンツ・フォン・シュタイン、伊藤博文、渡辺洪基の思想と活動を追いながら、ドイツ国家学の成立と展開、わが国への伝播とその帰趨を見届け、その「国制知」としての実態と機能に比較法史の視覚からアプローチする。
【目次】
口絵/凡例
序 「国制知」という考え方
I. ローレンツ・フォン・シュタイン
──その生涯と思想
1. 19世紀ドイツにおける国家学の興亡
2. 「国家学者」シュタイン
3. 「比較法学者」シュタイン
II. シュタインと明治日本
4. シュタイン詣で
5. 伊藤博文の滞欧憲法調査
補 シュタインの日本論
III. 国家学・国家学会・国家学者
──明治日本の国制知
6. 国家学会と明治国制
終 国家学会の退場、国家学者の誕生
あとがき
文献一覧/ドイツ語要約
人名・事項索引
内容説明
「国制知」とは、国家の成り立ちと諸制度―国制を構想し、その支柱となってそれを運営していく知的営み、ないしそれに携わる学識集団である。本書は、明治日本の「国制知」をドイツ国家学に求め、ローレンツ・フォン・シュタイン、伊藤博文、渡辺洪基の思想と活動を追いながら、ドイツ国家学の成立と展開、わが国への伝播とその帰趨を見届け、その「国制知」としての実態と機能に比較法史の視角からアプローチする。
目次
「国制知」という考え方
第1部 ローレンツ・フォン・シュタイン―その生涯と思想(19世紀ドイツにおける国家学の興亡;「国家学者」シュタイン;「比較法学者」シュタイン)
第2部 シュタインと明治日本(シュタイン詣で;伊藤博文の滞欧憲法調査;シュタインの日本論)
第3部 国家学・国家学会・国家学者―明治日本の国制知(国家学会の明治国制;国家学会の退場、国家学者の誕生)
感想・レビュー
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dwarf
Sherlock Holmis