医事法と患者・医療従事者の権利

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医事法と患者・医療従事者の権利

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  • サイズ 46判/ページ数 448p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784622090014
  • NDC分類 498.12
  • Cコード C3032

出版社内容情報

コロナ禍とともに医療体制の脆弱さが明らかになっている。医療の枠組みを決めている「医事法」が国からのトップダウンでは、国民の命も健康も、医療従事者の暮らしも守れない。医療崩壊は一時的ではなく、構造的な原因をもつのである。
地方病院の閉鎖。病床の削減。保険制度のアメリカ化。存続の危惧される介護制度。繰り返される薬害・医療事故。
社会では病気への差別がなくならない。生殖医療・臓器移植・終末期医療等を規制するガイドラインには曖昧さが残る。医学部教育では倫理や人権がほとんど教えられていない。世界とのギャップは大きい。
そもそも日本には医療のめざすべき指針を定めた「医療基本法」がない。すべての人が良質、安全そして適切な医療を受けられるように「患者の権利」を中核にした医療基本法の制定が望まれる。そして医療従事者が患者の権利を擁護しつつ、科学性と公正を実現するには、自治が必要だ。
医療に内在するリスクや対立に対処する基準となる「共通の尺度」を定めるのは法の役割だろう。いびつな医事法制を見直さなくては、医療改革はありえない。
医療に無縁の人はいない。刑法学者が医療の現実を分析し、今後への処方箋を提示する。

内容説明

医療基本法のない国で。トップダウンの医療では、命も健康も守れない。患者の権利中心の医療基本法と医療従事者の自治が必要だ。医療崩壊を分析し、医事法を作り直す道筋を考える。

目次

1 行政裁量に委ねられる日本の医療(医療と医事法;「公共財」の医療が崩壊する;医療従事者の資格・業務とブラック職場;インフォームド・コンセントと診療情報の提供;感染症と公衆衛生)
2 翻弄される医療弱者(精神科医療;生殖医療と命の選別;脳死と臓器移植;子どもと高齢者の医療)
3 患者と医療従事者の人権を守る医療へ(生と死の尊厳―行為規範としての法の役割;拘禁施設における医療;医学研究と戦略商品開発;医療事故と薬害の再発防止;疾病差別;患者の権利を中核とする医療基本法)

著者等紹介

内田博文[ウチダヒロフミ]
1946年大阪府生まれ。京都大学大学院法学研究科修士課程修了。九州大学名誉教授。専門は刑事法学(人権)、近代刑法史研究。ハンセン病市民学会共同代表。厚生労働省第三者機関「ハンセン病問題に関する検証会議」副座長(2002‐2005年)、同「ハンセン病問題検証会議の提言に基づく再発防止検討会」座長代理(2006‐2020年)、熊本県ハンセン病問題啓発推進委員会委員長(2015年から現在)。全国精神医療審査会連絡協議会理事(2017年から現在)などを務める。患者の権利擁護を中心とする医療基本法や、差別禁止の法制化の問題のほか、子どもの権利問題にも取り組んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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だまし売りNo

14
日本では医療従事者にはパターナリズム、患者側にはお任せ医療の意識が強い。本人の同意が求められるようになったが、医療側がやりたいことを押し付け、何かあった場合の責任を逃れるためのアリバイ作りとして行われがちである。2021/11/13

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