始まりの本<br> ヒステリーの発明〈下〉―シャルコーとサルペトリエール写真図像集

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ヒステリーの発明〈下〉―シャルコーとサルペトリエール写真図像集

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  • サイズ A5判/ページ数 257,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784622083696
  • NDC分類 493.74
  • Cコード C1310

出版社内容情報

表象文化論の第一人者ユベルマンのデビュー作にして主著の増補新版。ヒステリー患者たちの一大スペクタクル。長文のあとがきを付す。

「19世紀末パリ。シャルコーはまさしくそこでヒステリーを発明した。従順に身体の演劇性を増幅していくヒステリー患者たち。こうしてヒステリーの臨床医学はスペクタクルになった」。デビュー作にすべてがある。今や表象文化論の第一人者ユベルマンの主著、待望の増補新版。シャルコーからフロイトにつながる、精神医学/精神分析の誕生の現場を捉える。下巻に、長文のあとがきを付す。

まえがき  ?T スペクタクルの明証性 第1章 解放/第2章 臨床医学の知識/第3章 写真のキャプション/第4章 無数の形態の、どれひとつとして  ?U オーギュスティーヌをめぐる呪縛 第5章 アウラ/第6章 発作とポーズ(以上、上巻)/第7章 反復、演出/第8章 スペクタクルの呼び物  あとがき  補遺(以上、下巻)

内容説明

「この、“芸術”と化した憎悪の特性とは、いったい何であるのか?」111点におよぶ写真資料を縦横に読み解き、精神医学/精神分析の誕生の現場を捉える。

目次

2 オーギュスティーヌをめぐる呪縛(続き)(反復、演出;スペクタクルの呼び物;補遺)
あとがき イメージと病/悪

著者等紹介

ディディ=ユベルマン,ジョルジュ[ディディユベルマン,ジョルジュ] [Didi‐Huberman,Georges]
1953年サン=ティティエンヌに生れる。哲学者、美術史家。リヨン大学にて哲学と美術史を修めたのち、パリの社会科学高等研究院にて、ユベール・ダミッシュとルイ・マランの指導を受けた。その後、コメディ・フランセーズでの劇作やパリ第七大学の教壇などを経て、1990年からは社会科学高等研究院で美術史を講じる

谷川多佳子[タニガワタカコ]
1948年生まれ。筑波大学名誉教授

和田ゆりえ[ワダユリエ]
1958年生まれ。北海道大学文学部哲学科卒。関西大学大学院博士課程(フランス文学)修了。現在同志社大学嘱託講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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保山ひャン

1
本書と以前翻訳の出ていた『アウラヒステリカ』との違いは、この下巻に、本書刊行30年後に行われたユベルマンの講演が「あとがき」として掲載されていること。充分に1章分のボリュームがある。アルトーの残酷演劇、バタイユの供犠などの展開をみせた二十代のユベルマンの若書きを、30年後のユベルマンは恥ずかしくて再読していない、としらばっくれる。あとがきで語られるのは、主に昇華のことで、ユベルマンはそれを順応主義の形成ととらえる。「芸術」や「文化」という名の集団的同意=昇華なら、芸術家や文化人は幸せなはずだが、と提起。2015/06/19

dilettante_k

0
承上)医師たちは催眠や薬物を用いて表象を再生産し、患者はフロイトのいう転移をモチベーションに、この苦痛のイメージに女優として参与する。これら111点の写真図版は倒錯と神経症の「総合」、視の欲望のコーパスに他ならない。新版にあたって、12年の原著第5版の著者によるあとがき「イメージと病/悪」(約50頁)を付す。フロイトの「昇華」概念を検討しながら、芸術作品は葛藤の出口=総合などではなく、症状=兆候の苦痛のイメージに根差した流動的な形態であることを指摘する。組織的知からその破砕に拠る知の世界へと踏み出す大著。2014/02/19

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