心理療法/カウンセリング30の心得

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  • サイズ B6判/ページ数 232p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784622077022
  • NDC分類 146.8
  • Cコード C1011

出版社内容情報

PTSDや社交恐怖症などの治療経験を多くもつ著者が、長年の面談で出会ってきた迷いや発見をもとに著した正直で新鮮なアドバイス集

内容説明

「面接者は常に直観とは反対を考えよ」他、心理面接者が繰り返し出会う迷いや疑問に“もう一つの考え方”をさしのべる新鮮な視点。経験知が語るユニークな心得集。

目次

「自分が目の前の来談者の立場なら何を望むか」から出発する
治療原則とは結局は倫理原則である
来る人は拒まず、去る人は追わず
来談者の人生を変えようなどとは考えない
面接者は来談者によって自分が変わる用意がなくてはならない
来談者の問題解決のニーズを探る
心理療法には精神分析も認知療法も同時に起きている
面接者は防衛的になる分だけ力を奪われる
心に常に天秤を思い描くべし(マインドフルネス)
治療の最終目標の一つは、来談者が「自分はこれでいいのだ」と思えることである〔ほか〕

著者等紹介

岡野憲一郎[オカノケンイチロウ]
1956年千葉県生まれ。精神科医/精神分析家。東京大学医学部卒。医学博士。1982年に精神科医となり、1987年から2004年まで米国で臨床活動、および精神分析家としてのトレーニングを経験。帰国後は聖路加国際病院、山王病院、三田病院で精神科医として勤務。国際医療福祉大学の心理学専攻の立ち上げにかかわり、現教授。精神科薬物療法や精神療法一般を専門にし、特にPTSDや解離性障害、人格障害、社交恐怖症などの治療経験を多く持つ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

riviere(りびえーる)

12
著者が考える「心理療法の心得」を30にまとめて書いてある。心得とは言うが、お説教がましくはない。現場でよく起こりがちな場面や疑問を想定して、問いに答えてもらっている、あるいはSVを受けているような感じである。テーマは治療原則、治療構造、禁欲規則、面接者の自己愛や自己開示、上から目線、ノートを録るか録らないか…など初級中級向け。著者の失敗例なども載っていて、肩が凝らずに読めた。2017/02/11

枕流だった人

1
船橋市立図書館

うえだしゆう

0
☆☆☆☆☆2017/09/06

ソーシャ

0
解離性障害の臨床で知られる岡野憲一郎先生による、心理療法を行う上での心得について書いたエッセイ集。精神分析家としても知られる著者ですが、流派にとらわれずどの学派の臨床家でもぶつかりうる問題について、自験例を交えつつ著者の見解を書いています。有名な精神分析家の先生なのに、精神分析の伝統的な考え方に割と批判的で、極めたからこそ言えることなのかもしれません。2023/08/11

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