数学は最善世界の夢を見るか?―最小作用の原理から最適化理論へ

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数学は最善世界の夢を見るか?―最小作用の原理から最適化理論へ

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  • サイズ B6判/ページ数 301,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784622074670
  • NDC分類 410.4
  • Cコード C1041

内容説明

モーペルテュイが「神の叡智」と信じた最小作用の原理から、解析力学の発展、シンプレクティック幾何へと至る、めくるめく探求の物語。

目次

第1章 時を刻む
第2章 近代科学の誕生
第3章 最小作用の原理
第4章 計算から幾何へ
第5章 ポアンカレとその向こう
第6章 パンドラの箱
第7章 最善者が勝つのか?
第8章 自然の終焉
第9章 共通善
第10章 個人的な結論

著者等紹介

エクランド,イーヴァル[エクランド,イーヴァル][Ekeland,Ivar]
1944年、パリ生まれ。CNRS研究員を経て、1970年から2002年まで、パリ第9大学を中心に数学科の教授を務め、エコール・ポリテクニーク、サン・シール陸軍士官学校などでも教鞭をとる。1989年から1994年まではパリ第9大学学長も務めた。2003年からカナダのブリティッシュ・コロンビア大学教授、パシフィック数理科学研究所所長。1996年、ベルギー王立科学アカデミーグランプリを受賞。1997年よりノルウェー科学アカデミー会員

南條郁子[ナンジョウイクコ]
翻訳者。お茶の水女子大学理学部数学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

34

13
ドゥニ・ヴィルヌーヴの映画『メッセージ』の副読本にいいかも、なんておもいつつ。2017/03/24

袖崎いたる

12
「なぜ他の誰でもなくこの私なのか」という必然性へのこだわり、もしくは「私は私である」という自己同一性という統合状態ではなく、偶然性や偶有性の側から照明を当てること。それは実のところ快感であるのは瞑想体験などが示している。この世界が最善であれ最悪であれ必然であることも、ひとつの呪いのように長いこと神の名の下に膾炙。本書ではその呪縛を数学的に考察していく。評伝的にはじめられ理論的な話になりファインマンで卓袱台返しを喰らわす感じ。後は学際的検証に。可逆的でありながら非可逆的でもあるようなランダム性には感動する。2017/04/09

月をみるもの

11
テッド・チャンの「あなたの人生の物語」が、全くピンとこなかったのは、あれがモーペルテュイの目的論を下敷きにしてる作品だったせいだとということがわかった。大学で古典的・量子的な可積分系をがっつり教えるより、計算機実習でカオスをみたり、シンプレクティック積分やったりするほうが圧倒的に面白いと思うんだけど、今時のカリキュラムってどうなってるんかな。。https://www.msz.co.jp/book/detail/07467.html2020/01/02

シタン

8
ライプニッツとヴォルテールの話、古典力学版の不確定性原理(ハイゼンベルクじゃない方。この呼び方が一般的かは不明)、アロウの不可能性定理(懐かしの『理性の限界』を思い出す)、カオス理論などいろんな話が出てくる。話を最適化につなげる後半は少し強引?2023/09/24

mft

4
前半と後半で扱う題材も何もかも違って面食らう。前半の解析力学に至る最小作用の原理を巡る歴史はまだ読みやすいが、後半は進化だの政治だの、最適化とか最善といったキーワード的につながっていると思い込んで作者の文章に付き合うしかない。本題からは逸れている気がするが、伝統を平衡と見る視点が実は一番印象に残ったかもしれない2020/01/15

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