出版社内容情報
16歳になった少年の、生の事実に対する疑問と思索が現在の著者により問い直される。両親、親族、友だちとの挿話等、初めて自己が語られる。<初版1979年>
内容説明
人間の生はどこから始まりどこで終るのか。誕生以前の生に遡り、その深い傷痕を追うユニークな考察。転回点にあるレインの聖と性への模索。
目次
第一の資料
思索
天性と養育
感情と物理学
誕生以前の生
出生
臍帯の切断
自画像
精神医学の実例
科学的方法と私たち
講義
フィールド・ノート
著者等紹介
レイン,R.D.[レイン,R.D.][Laing,R.D.]
1927年イギリスのグラスゴーに生れる。1951年グラスゴー大学医学部卒業。3年間陸軍軍医となった後、グラスゴー王立精神病院、グラスゴー大学精神科、ロンドンのタヴィストック・クリニックに勤務、以後タヴィストック人間関係研究所に入り、ランガム・クリニック所長を兼務、のち精神分析医として開業。1989年歿
塚本嘉寿[ツカモトヨシヒサ]
1943年東京に生まれる。一橋大学卒業。京都大学教育学部博士課程中退。臨床心理学専攻。現在、埼玉大学教養学部教授
笠原嘉[カサハラヨミシ]
1928年神戸市に生れる。京都大学医学部卒業。精神医学専攻。名古屋大学名誉教授
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