歴史としての戦後日本〈上〉

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  • サイズ B6判/ページ数 264,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784622036791
  • NDC分類 210.76
  • Cコード C1021

出版社内容情報

日本の「戦後」はなかなか終わらず、「歴史」として対象化することが、いまだにむずかしい。しかもその間、壊滅的な戦争や革命など<当然至極>の節目もなく、見直す気運も生まれにくかった。

本書は、そんな状況に知的な突破口を開く一冊だ。戦後史像を包括的に提示し、それでいて、たんなる通史ではない。現在、アメリカで活躍する第一線の日本近現代史研究者9人が、それぞれテーマを絞り、複眼をもって描く戦後日本。1980年以降、「日本史研究は日本人がやるもの」という通念は完全に覆されたが、本書はそれを実証する、アメリカの日本研究の総決算。

全2巻:同時出版

上巻には、本書の意図と目的を明確にする、編者ゴードンの力のこもった序論と、ダワー、カミングズ、グラックがそれぞれ刺激的な視角から分析する「戦後史像」、そして経済と社会の構造変化を分析したハインと、ガロン&モチズキの2篇、計6篇を収める。

下巻は、社会と文化の構造変化に着目したケリー論文と、差別問題、労働運動史、知識人と政治という、それぞれの視点から、民主主義の質の問題を問う、アパム、ゴードン、コシュマンの論文を収める。

「戦後」とは何か。本書はそれを問う、新しい対話を可能にするだろう。

書評など:
2002年4月29日、「米から見た日本国憲法」という特集が朝日新聞に掲載された。
-日米関係の産物である憲法の歩みを、米側はどう見ているのか。先に邦訳が出版された日本研究の代表的論文集『歴史としての戦後日本』に寄稿している近現代史学者、A.ゴードン、S.ガロン、C.グラックの3人に聞いた、とある

都築 勉さん 信濃毎日新聞 2002.4.7

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Andrew Gordon(アンドルー・ゴードン)編
1952年ボストンに生まれる。1975年ハーヴァード大学修士。1981年同大学博士 (歴史・東アジア言語専攻)。 1984-1995年、デューク大学で教鞭を執る。現在 ハーヴァード大学歴史学教授・ハーヴァード大学エドウィン・O・ライシャワー日本研究所所長。専攻 日本近現代労働運動史。頻繁に来日し、滞在年数は計8年になる。著書The Evolution of Labor Relations in Japan: Heavy Industry, 1853-1955 (1985), Labor and Imperial Democracy in Prewar Japan (1991) (1992年にジョン・キング・フェアバンク賞受賞), The Wages of Affluence: Labor and Management in Postwar Japan (1998)他、編書多数。翻訳(英訳) 熊沢誠『日本の労働者像』(1996), 二村一夫『足尾暴動の史的分析――鉱山労働者の社会史』(1997).

中村政則(なかむら まさのり)監訳
1935年東京に生まれる。1961年一橋大学商学部卒、1966年同大学院経済学研究科博士課程修了。1977年同大学経済学部教授。1999年3月、同大学を定年退職後、同年4月より同大学名誉教授。1999年9月より英国オックスフォード大学客員研究員、2000年4月より米国ハーヴァード大学客員研究員を経て、2001年4月より神奈川大学特任教授。専攻 日本近現代史。著書 『近代日本地主制史研究』(東京大学出版会、1979)、『昭和の恐慌』(小学館、1982)、『経済発展と民主主義』(岩波書店、1993)、『現代史を学ぶ――戦後改革と現代日本』(吉川弘文館、1997)、『明治維新と戦後改革』(校倉書房、1999)他多数。

内容説明

日本の「戦後」はなかなか終わらず、「歴史」として対象化することが、いまだにむずかしい。しかもその間、壊滅的な戦争や革命など“当然至極”の節目もなく、見直す気運も生まれにくかった。本書は、そんな状況に知的な突破口を開く一冊だ。戦後史像を包括的に提示し、それでいて、たんなる通史ではない。現在、アメリカで活躍する第一線の日本近現代史研究者9人が、それぞれテーマを絞り、複眼をもって描く戦後日本。1980年以降、「日本史研究は日本人がやるもの」という通念は完全に覆されたが、本書はそれを実証する、アメリカの日本研究の総決算。上巻には、本書の意図と目的を明確にする、編者ゴードンの力のこもった序論と、ダワー、カミングズ、グラックがそれぞれ刺激的な視角から分析する「戦後史像」、そして経済と社会の構造変化を分析したハインと、ガロン&モチズキの2篇、計6篇を収める。

目次

序論
1 二つの「体制」のなかの平和と民主主義―対外政策と国内対立
2 世界システムにおける日本の位置
3 現在のなかの過去
4 成長即成功か―歴史的にみる日本の経済政策
5 社会契約の交渉

著者等紹介

ゴードン,アンドルー[ゴードン,アンドルー][Gordon,Andrew]
1952年ボストンに生まれる。1975年ハーヴァード大学修士。1981年同大学博士(歴史・東アジア言語専攻)。1984‐1995年デューク大学で教鞭を執る。現在ハーヴァード大学歴史学教授・ハーヴァード大学エドウィン・O・ライシャワー日本研究所所長。専攻は日本近現代労働運動史。頻繁に来日し、滞在年数は計8年になる

中村政則[ナカムラマサノリ]
1935年東京に生まれる。1961年一橋大学商学部卒、1966年同大学院経済学研究科博士課程修了。1977年同大学経済学部教授。1999年3月、同大学を定年退職後、同年4月より一橋大学名誉教授。1999年9月より英国オックスフォード大学客員研究員、2000年4月より米国ハーヴァード大学客員研究員を経て、2001年4月より神奈川大学特任教授。専攻は日本近現代史
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