出版社内容情報
アリストテレスから現代の分子生物学・動物行動学に至る生命への探求の歴史をドラマとして構成。
内容説明
本書は、動物に関する知識をはじめて体系化したアリストテレスから、現代の分子生物学・動物行動学にまでいたる生命観・動物観の変遷をたどった壮大な歴史物語である。アメリカの劇作家・ノンフィンクション作家である著者は、動物学の歴史をそこに登場する有名・無名の人物たちの織りなす人間ドラマとして構成する。第1分冊では、アリストテレスの動物学からラヴォワジエによる呼吸作用の解明までをとりあげる。プリニウスの『博物誌』、リンネの動物分類学、ハーヴィーの血液循環論など、古代から18世紀までの生物学の重要なエポックの数々が興味深いエピソードをまじえて生き生きと語られている。
目次
1 科学の発明
2 驚異の世界
3 皇帝と二人の聖人
4 体制への攻撃
5 医者と絵本
6 動物の体内
7 機械としての動物
8 初めて見る世界
9 自然の書
10 分類法は科学の魂
11 アマチュア紳士
12 玄関先のキリン
13 優雅な普及家
14 大論争
15 生命の呼吸作用