出版社内容情報
理工系以外も用いる確率論的モデル解析や固有値計算・主成分分析を追加。Excelで応用できる範囲の大きさを体感できる。初版に同じく「科学技術計算の90%はExcelで対応できる!」をコンセプトに、理工系の数値計算はExcelでできることを実例をあげて紹介するとともに、今改訂では理工系のみならず用いる確率論的モデル解析や固有値計算・主成分分析を追加。最小2乗法、ラグランジュポイントの探索、3接円計算、鉄筋コンクリートの応力計算、非線形連立方程式、非線形最適化問題、固有値計算、ブラック-ショールズの微分方程式による株価シミュレーションなどの計算が行える。時事問題には原発事故にまつわるシミュレーションも追加し、Excelで行える応用できる範囲の大きさをますます強く体感できる。
1. 方程式の解法
1.1 ベクトル計算
1.2 マトリックス計算
1.3 連立1次方程式
1.4 非線形方程式
1.5 連立非線形方程式
2. 関数近似
2.1 テイラー展開
2.2 漸近展開
2.3 フーリエ展開
2.4 ラグランジュ補間法
2.5 スプライン補間法
2.6 最小2乗法
2.7 ソルバーを用いた最小2乗法
2.8 誤差の絶対値和を最小にする方法 (最小絶対値法)
3. フーリエ変換
3.1 波の合成
3.2 Excelを用いた高速フーリエ変換 (FFT)
4. 積分計算
4.1 台形公式による無限積分
4.2 シンプソン公式による数値積分
4.3 数値積分によるクロソイド曲線
5. 微分計算
5.1 ルンゲ-クッタ法
5.2 単振り子の運動方程式
5.3 ルンゲ-クッタ-フェールベルグ法
5.4 2質点系ばねマスモデルの振動解析
5.5 微分によるクロソイド曲線
5.6 電気回路方程式
5.7 ラグランジュポイントにおける物体の運動
6. 固有値計算
6.1 固有値とは
6.2 べき乗法
6.3 ヤコビ法
6.4 ヒッチコック-ベアストウ法
6.5 主成分分析と固有値計算
6.6 2質点系ばねマスモデルの固有値計算
7. モンテカルロシミュレーション
7.1 円周率計算
7.2 ランダムウォーク
7.3 指数分布と指数乱数
7.4 正規分布と正規乱数
7.5 株価シミュレーションとブラック-ショールズの微分方程式
8. 図形計算
8.1 2直線の交点計算
8.2 点から直線への垂線計算
8.3 空間の3点を含む平面の方程式
8.4 3円に接する円
9. ソルバーを用いた最適化問題
9.1 線形計画法
9.2 フェルマーの原理に基づく光の経路計算
9.3 最速降下曲線 (サイクロイド曲線) の計算
9.4 最小作用の原理に基づく質点の軌道計算
10. 構造力学
10.1 力のつり合いの法則
10.2 梁の曲げモーメント
10.3 梁の応力と断面性能
10.4 梁に作用する軸力と伸び量とヤング率
10.5 荷重を受ける梁のたわみ計算
10.6 断面弾性主軸と断面2次モーメント,断面相乗モーメントの関係
10.7 弾性主軸が傾く断面の応力計算
10.8 ソルバーを用いた鉄筋コンクリート断面の応力計算
10.9 ソルバーを用いた幾何学的非線形計算
11. 時事問題
11.1 JR福知山線脱線事故シミュレーション
11.2 地球温暖化計算
11.3 福島原発事故の計算
神足 史人[コウタリフミト]
著・文・その他
内容説明
大好評の初版の特長をそのままに、今改訂では理工系のみならず用いる確率論的モデル解析や固有値計算・主成分分析を追加しました。最小2乗法、ラグランジュポイントの探索、3接円計算、構造計算、最適化問題、モンテカルロシミュレーション、固有値計算など、豊富な例題を取り扱います。応用例として、地球温暖化問題、原発事故にまつわるシミュレーション等も行っています。計算嫌い、頭の痛くなる数値計算の苦手意識を解消できる本です。
目次
方程式の解法
関数近似
フーリエ変換
積分計算
微分計算
固有値計算
モンテカルロシミュレーション
図形計算
ソルバーを用いた最適化問題
構造力学〔ほか〕
著者等紹介
神足史人[コウタリフミト]
昭和49年、神戸大学理学部物理学科卒業。高等学校講師、ソフトウエア会社勤務を経て、平成5年、(有)ゴッドフット企画設立代表取締役(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
うめ
PapaShinya