内容説明
本書では遺伝子組換え研究の幕開けから、クローン動物の作製、体外受精の成功など今に至るまでの技術の進歩とそこでなされてきた議論に加えて、優生学、映画や小説のような社会・文化的な側面からもデザイナー・ベビーについて考察しており、迫りくる未来を考えるために必読の一冊である。
目次
第1章 神のまねごとに対する序論
第2章 GMOの誕生と爆発的普及
第3章 ヒトのクローニング
第4章 母なる自然に手を加える:最初のGMOサピエンス
第5章 遺伝学で優れた赤ちゃんをつくる
第6章 GMOサピエンスをつくるためのDIYガイド
第7章 優生学と超人間主義
第8章 ヒトの遺伝子組換えに対する文化的見方
第9章 GMOサピエンスの現在と未来
著者等紹介
ノフラー,ポール[ノフラー,ポール] [Knoepfler,Paul]
カリフォルニア大学サンディエゴ校医学部で博士号(分子病態学)を取得。その後、カリフォルニア大学デービス校助教、准教授を経て、同校医学部細胞分子生物学・人体解剖学科、ゲノムセンター、総合がんセンターの教授。研究テーマは人工多能性幹細胞(iPS細胞)を含む幹細胞治療の安全性の向上など。2013年にはノーベル賞受賞者・山中伸弥らとともに、幹細胞研究分野の「最も影響力のある50人」の1人に選ばれた
中山潤一[ナカヤマジュンイチ]
1971年、東京生まれ。基礎生物学研究所クロマチン制御研究部門教授。東京工業大学大学院生命理工学研究科博士課程修了後、コールドスプリングハーバー研究所・研究員、理化学研究所発生・再生科学総合研究センター・チームリーダー、名古屋市立大学大学院システム自然科学科教授を経て、2016年より現職。研究テーマは、クロマチンの構造変換による遺伝子発現制御など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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吉野
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