内容説明
量子化学計算は、ソフトウェアおよびハードウェア双方の向上により、対象化合物をモデル化することなく、短時間で精度よく実施できるようになり、適応対象もバイオ、電子材料、光学材料などさまざまな分野に広がっている。本書は、量子化学計算のノウハウの共有化と計算手法の精密化を目的として、Gaussianの新規手法を中心に、研究に有用な方法を取り上げてマニュアルとしてまとめた。さらに、得られた結果の解析法・精度についても詳細に解説。
目次
1 分子間相互作用エネルギー補正法(Counterpoise補正)
2 NMRケミカルシフト計算手法
3 励起状態計算法
4 遷移状態探索手法
5 ONIOM計算手法
6 PBC(周期境界条件)計算法