内容説明
この街に来てから、私はどんどん素直になっていく。知らない女と心中してしまったお父さん。残された私とお母さんは、新しい人生を始めようと思い立った―下北沢で。どこにでもある、でも、たったひとつの人と街の愛しい物語。ばななワールドからの贈り物。
著者等紹介
よしもとばなな[ヨシモトバナナ]
1964年、東京都生まれ。日本大学藝術学部文芸学科卒業。87年小説「キッチン」で第6回海燕新人文学賞を受賞しデビュー。88年『キッチン』で第16回泉鏡花文学賞、同年『キッチン』『うたかた/サンクチュアリ』で第39回芸術選奨文部大臣新人賞、89年『TSUGUMI』で第2回山本周五郎賞、95年『アムリタ』で第5回紫式部文学賞、2000年『不倫と南米』で第10回Bunnkamuraドゥマゴ文学賞受賞。諸作品は海外三十数ヵ国で翻訳、出版されており、イタリアで、93年スカンノ賞、96年フェンディッシメ文学賞“Under35”、マスケラダルジェント賞の三賞を受賞している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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