内容説明
ゆるりと木にぶら下がりながら、何千万年も種として生き抜いてきたナマケモノ。ナマケモノ哲学とは、そんな彼らが、時間に追われるように毎日を生きるわたしたちに教えてくれる、もっと人生が楽しくなる脱力哲学です。
目次
1 ナマケモノ学習(SLOWメソッド―ナマケモノ的生活に近づくために;ナマケモノ診断―あなたはどのナマケモノ?)
2 実践の手引き(健康;食事;睡眠;娯楽;恋愛と人間関係;仕事と勉強;セルフケア)
著者等紹介
マッカートニー,ジェニファー[マッカートニー,ジェニファー] [McCartney,Jennifer]
NYタイムズベストセラー作家。Vice MagazineやThe Atlanticにも数多く寄稿しており、Publishers Weeklyでも定期的に記事を執筆している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アキ
93
スローライフのすすめ。ナマケモノはぐうたらな生き物。ヒトより前から何千年万年も種として生き抜いてきた。そのコツは極力“何もしないこと”。ナマケモノを世界ではじめて紹介したのはジョルジュ・ビュフォンというフランスの学者。1749年の百科事典で“彼らは奇妙で不格好な姿勢のために、のろまな動作、慢性的な痛み、そしてまぬけな印象を持つに至った”とあるらしい。本書はナマケモノの生態から人間が学ぶべきことを紹介している。「何もしないのは、世界で最も難しいことだ。もっとも難しく、そして知的なことだ。」オスカー・ワイルド2021/12/22
パフちゃん@かのん変更
26
深呼吸する。緑に触れる。好きなモノを好きな時に味わう。首を突っ込まない。「生きる」より大切なことはない。「気にしない」という強さ。一番大切なのは、自分を愛すること。などなど・・・2023/10/06
kaoriction@感想は気まぐれに
23
SNSで見かけた「年に100冊以上の本を読み、その数をネット上で公表しあう。もともと読むのが早ければなんの問題もないけれど生産性にこだわって本来いちばん大事にするべき「読む楽しみ」を犠牲にしてしまってはもったいない」。「数をこなすより「本物の読書」を」という部分に惹かれて読んだ。やはり、同じ部分に妙に納得し見開き2ページのその箇所をノートに書き写しもした。が、他の部分は微妙に首を傾げたくなる「ナマケモノ哲学」だ。ニンゲンだもの。ナマケモノにはそうそうなれない。何もかもをナマケモノに倣う必要性も感じない。2021/03/22
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4
★★★★★終始とにかくゆるい内容&イラストでほのぼの癒される。たとえ提案している内容ができても、できなくても。最後は、予期せず涙腺が緩んだ。たまに手に取って、パラパラめくって癒されたいと思う。2020/04/08
Yuka
2
通院帰りに本屋さんで見つけました。 4月からの仕事は楽しいけどついつい詰め込んで既に息切れ気味。もう少しペースダウン、もう少しゆったりしましょうと言われても…って思っていたけど、ナマケモノさんの生き方を読んで確かになぁと思ったり。 急がなくてもやらなくても、なんとかなる人生でもあるんだなぁと思った。ちょっとゆっくりしよう◎2020/05/24