目次
老年期を生きる高齢者の理解と老年看護の理念―老年看護の役割
高齢者施策と社会保障制度
加齢に伴う健康の変化と看護ケア
高齢者の生活を支える看護1―生活アセスメント
高齢者の生活を支える看護2―食事
高齢者の生活を支える看護3―スキンケア
高齢者の生活を支える看護4―排尿
高齢者の生活を支える看護5―高齢者の排泄と性
老年期に特有の疾病・症候と回復に向けた看護支援1―脳神経・認知機能
老年期に特有の疾病・症候と回復に向けた看護支援2―リハビリテーション
老年期に特有の疾病・症候と回復に向けた看護支援3―薬物療法
認知症高齢者への看護ケア
高齢者、およびその家族への看護
高齢者のリスクマネジメントと権利擁護
終末期を支える看護
著者等紹介
井出訓[イデサトシ]
1996年米国オハイオ州ケース・ウェスタン・リザーブ大学看護大学院博士課程修了(看護学博士)。現在、放送大学教養学部教授。NPO法人認知症フレンドシップクラブ理事長。専攻、老年看護学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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夜間飛行
187
看護の仕事は睡眠、呼吸、食、皮膚、排泄、性など多岐に亘るいろんな知識や技能を学び、命に関わる責任を負うため生半可な気持ではできない。看護を受ける本人や家族はミスが許されない看護の仕事を理解し、看護を受ける際の注意点を予め頭に入れておくべきだろう。本書は看護の具体的な話のほか、老いの多様性にも言及し、老いに向かう人に対して、病の有無や生産性に囚われないこと、加齢に伴う目標の再選択(社会への適応と自立)が幸福に繋がることを説く。自分が介護や看護を受ける身になったとしても、社会性や自立心を失わずにいたいものだ。2023/12/13
リリパス
2
例えば、高齢者の身体的変化の特徴、嚥下障害や排泄ケアの看護、脳卒中で倒れた場合のリハビリと看護、高齢者に対する地域包括ケアシステム・地域共生社会・社会保障制度の理解、認知症・災害支援・緩和ケアの看護、といった、高齢者に関する幅広いテーマを取り上げて解説・説明している本です。2022/04/26