盗撮をやめられない男たち

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盗撮をやめられない男たち

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  • サイズ 46判/ページ数 256p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784594089290
  • NDC分類 368.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

「盗撮とは、相手に気づかれないように、日記を盗み見る行為なんです。
その優越感は、日常生活では絶対に味わえないですから。
そして画像や動画を保存することで、支配欲や所有欲が満たされるのです」
(ある盗撮加害者の証言より)

ハマったら抜け出せない。
盗撮は依存症だった!

検挙件数がこの10年で倍増している、痴漢と並ぶ日本の2大性犯罪“盗撮”。
そんな盗撮が薬物やアルコールと同じく、やめたくてもやめられない「依存症」だと知ったら驚くだろうか。

アジア最大規模の依存症治療施設で、これまでに2000人以上の性犯罪加害者治療に携わってきた専門家である著者が、その手口や心理、治療方法を初めて解き明かす一冊。
盗撮加害者521人の大規模ヒアリング調査でわかった、「盗撮依存」の実態とは?

●四大卒・会社員・既婚の“普通の男性”が盗撮している
●犯行の7割がスマホ。うち9割が「無音アプリ」を使用
●犯行場所となる“盗撮多発エリア”は「電車」と「駅構内」
●加害者1人あたり推定1000回以上の余罪がある計算に!?
●再犯率は4割近く。刑罰と反省だけでは再犯を防げない
●性犯罪の多くは「性欲が原因」ではない!
●盗撮を直接取り締まる法律はないため、法制化が議論に
●東京五輪を機に女性アスリートの被害が社会問題化 etc.

深刻な盗撮被害の実態や、盗撮に依存していくメカニズム、加害当事者へのインタビューから、再発防止のためのプログラム、加害者家族の抱える苦悩、盗撮を軽視・容認する背景にある日本社会の男尊女卑的価値観まで、盗撮にまつわるあらゆるトピックを解説。
巻末には、『おとめ六法』(KADOKAWA)の著者・上谷さくら弁護士と、「盗撮罪」法制化がなぜ必要なのかについて語った対談も収録!

内容説明

検挙件数は10年で倍増!痴漢と並ぶ日本の2大性犯罪。誰もが陥る“行為依存”の恐怖。ある日、あなたや家族が盗撮にハマるかもしれない。2000人以上の加害者治療に携わってきた専門家が、その心理や手口・治療方法を初めて解き明かす。

目次

第1章 身近で起きている盗撮被害の実態
第2章 盗撮をはびこらせる日本社会
第3章 盗撮をやめられなくなる理由
第4章 なぜ男性が盗撮にハマるのか
第5章 証言・私が盗撮した理由
第6章 再発防止と回復のために
第7章 加害者家族の抱える苦悩
第8章 対談・上谷さくら弁護士と語る「盗撮罪」法制化に向けて

著者等紹介

斉藤章佳[サイトウアキヨシ]
精神保健福祉士・社会福祉士。大船榎本クリニック精神保健福祉部長。1979年生まれ。大学卒業後、アジア最大規模と言われる依存症回復施設の榎本クリニックでソーシャルワーカーとして、長年アルコール依存症をはじめギャンブル・薬物・性犯罪・DV・窃盗症などさまざまな依存症問題に携わる。専門は加害者臨床で、現在までに2000人以上の性犯罪者の治療に関わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。