寝苦しい夜の猫

山内 健司【著】

扶桑社（2020/12発売）

• サイズ 46判／ページ数 197p／高さ 19cm
• 商品コード 9784594086794
• NDC分類 779.14
• Cコード C0095

出版社内容情報

2019年、M-1決勝の前夜
山内は、思わず愛猫にゃんじを抱きしめた

２０１９年１２月２2日のM-1決勝戦の前夜、
山内は、翌日披露するであろうネタを、一人でひたすら繰り返した。
不安で胸がはちきれそうな山内の様子は、愛猫たちだけが知っていた――。

お笑いコンビ『かまいたち』の山内健司による初の著書。
この本は山内の飼い猫“にゃんじ”が見聞きした様子を綴ったエッセイである。

【内容紹介】
「波乱含みの予感を胸に、最後のM-1決戦を待つ夜」
「失恋ソングの作詞に明け暮れた、思春期の夜」
「ある夜、とてつもなく変わっていた実家について考えてみた」
「“おもろい山内くん”と決別した高校時代の夜」
「モテ期到来!? ワンナイトラブなんかもしちゃった山内くん」
「やっと見つけた相方に、その夜、即行別れを告げた」
「かまいたち結成。“鎌鼬”の漢字を密かに練習した夜」
「その夜、僕は手取り450円を握りしめてパチスロに向かった」…など。

目次

波乱含みの予感を胸に、最後のＭ‐１決戦を待つ夜
失恋ソングの作詞に明け暮れた、思春期の夜
ある夜、とてつもなく変わっていた実家について考えてみた
「おもろい山内くん」と決別した高校時代のある夜
モテ期到来！？ワンナイトラブなんかもしちゃった山内くん
やっと見つけた相方に、その夜、即行別れを告げた
かまいたち結成。“鎌鼬”の漢字を密かに練習した夜
その夜、僕は手取り４５０円を握りしめてパチスロに向かった
彼女と突然の別れ。１００万円勝ちながらもそっと涙で枕を濡らした夜
今宵は、猫愛と妻愛をセットにして語りたい
早すぎたデビューの顛末に苦笑いする夜
キングオブコント優勝。その晩、こっそり小躍りした
今夜は、相方・濱家のことでも語ってみよう
ついに東京進出！フルスイング以外はしないと決めた夜
これからのかまいたちと、山内の密かな野望を語る夜

著者等紹介

山内健司［ヤマウチケンジ］
１９８１年１月１７日、島根県生まれ。２００４年５月に濱家隆一とお笑いコンビ『鎌鼬』を結成。のちに『かまいたち』に改名。ネタ作りとボケを担当。ＮＳＣ２６期生。２０１７年キングオブコント優勝、２０１９年Ｍ‐１準優勝（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ma-bo]

かまいたちの山内さんのエッセイ。M-1やキングオブコントの裏側や生い立ち、家族の事、相方の濱家さんの事など。地頭の良さがわかる文章だなと感じ、そこに潜むちょっとした狂気性が垣間見える内容でした。

2021/07/28

[きみたけ]

著者は2017年キングオブコント優勝、2019年M-1準優勝のお笑いコンビ「かまいたち」山内。学生時代のほろ苦い思い出や早すぎたデビューに苦悩する姿、最後のM-1決戦をどう乗り切ったのかなど綴った自叙伝的エッセイ。見た目と違って😅意外と生真面目で、お笑いについて真摯に向き合う姿に共感しました。「本当のM-1ドリームとは「優勝」することではなく、M-1後もテレビ番組に呼んでもらいブレークすること！」の言葉が良かったです。かまいたちを見る目が変わりましたね☺️でも恋愛の部分は不要かも😅

2021/12/08

[ミライ]

お笑いコンビ「かまいたち」の山内健司さんの初エッセイ集(帯の推薦文を山内さん自ら書いているのも面白い)。山内さんの幼少時代～高校・大学時代～NSC(吉本総合芸能学院)で相方の濱家隆一さんと出会いかまいたち結成～2019年のM-1決勝までが描かれる。日常のクスっと笑える話が盛りだくさんで、山内さんが猫好きということ(猫5匹飼ってるそう)で猫に関するエピソードが多い（読みやすいのでサクっと読める）。オードリー若林さんといいナイツの塙さんといい、お笑い芸人の方のエッセイはウィットに富んでいて面白いです。

2021/01/03

[はにこ]

旦那に半強制的に読まされたwwかまいたちのボケ担当山内。芸風を見ているとかなりヤバめに思うけど、その実態は至ってマトモだと思った。芸人になるって時点でギャンブラーなんだとは思うけど。。家族や相方、猫を愛し感謝する様子を見て、益々応援したくなった。

2021/04/06

[gtn]

今まで正直、お笑いコンビで"ネタを書かない方"を見下していた。だが、少なくとも、かまいたちに関しては、原案は山内が作るものの、それをブラッシュアップするのは濱家であり、"合作"であることが分かる。今後は、ロッチ中岡やダイアン津田に対する認識を改めようと反省。

2021/09/23