扶桑社ミステリー<br> 沈黙の少女

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扶桑社ミステリー
沈黙の少女

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  • サイズ 文庫判/ページ数 485p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784594082437
  • NDC分類 943
  • Cコード C0197

出版社内容情報

ドイツ推理作家協会賞受賞『謝罪代行社』の鬼才が贈る衝撃の罠
冬。ベルリン。闇に消えた子どもたち。ただ一人生還した少女…

「時制」と「人称」の迷宮の果てに待ち受ける驚天動地の真相とは!

このラスト、予測不能。


雪の夜、ベルリン。13歳のルチアとその弟
が何者かに誘拐された。2週間後保護され
た彼女はそれから6年間、謎の沈黙を守り
つづけることになる――。一方、教師のミ
カはパブで4人の男たちと接触を持ち、仲
間として加わることに成功する。それはず
っと温めてきた計画の第一歩――ミカを衝
き動かすのは、父親としての妄執にも似た
狂おしい想いだけだった。予想を超える展
開の果てに待ち受ける驚愕の真相とは? 
黒々とした衝撃が胸を貫き、腹を震わせる
傑作ミステリー登場!(解説・酒井貞道)


Zoran Drvenkar
ゾラン・ドヴェンカー
1967年、クロアチアに生まれる。3歳でドイツのベルリンに移住。1989年に作家デビュー。詩集や児童書など多彩なジャンルを手がけながら、2009年に発表したミステリー『謝罪代行社』でドイツ推理作家協会賞(グラウザー賞)を受賞。日本でも本作は複雑な構成と叙述的仕掛けの面白さで大きな評判を得た。その他のミステリー作品に『Du bist zu schnell』『Du』がある。

内容説明

雪の夜、ベルリン。13歳のルチアとその弟が何者かに誘拐された。2週間後保護された彼女はそれから6年間、謎の沈黙を守りつづけることになる―。一方、教師のミカはパブで4人の男たちと接触を持ち、仲間として加わることに成功する。それはずっと温めてきた計画の第一歩―ミカを衝き動かすのは、父親としての妄執にも似た狂おしい想いだけだった。予想を超える展開の果てに待ち受ける驚愕の真相とは?黒々とした衝撃が胸を貫き、腹を震わせる傑作ミステリー登場!

著者等紹介

ドヴェンカー,ゾラン[ドヴェンカー,ゾラン] [Drvenkar,Zoran]
1967年、クロアチアに生まれる。3歳でドイツのベルリンに移住。1989年に作家デビュー。詩集や児童書など多彩なジャンルを手がけながら、2009年に発表したミステリー『謝罪代行社』でドイツ推理作家協会賞(グラウザー賞)を受賞。日本でも本作は複雑な構成と叙述的仕掛けの面白さで大きな評判を得た

小津薫[オズカオル]
同志社女子大学英米文学科卒、ミュンヘン大学美術史学科中退、英米・独文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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のぶ

77
分かり辛い部分もあったが全体としては楽しめた。話としては少女の失踪もの。これは過去に多くある題材だ。雪の夜に13歳のルチアとその弟が何者かに誘拐された。そしてルチアはそこから逃げ帰ったただ一人の生還者。しかしそれから6年間彼女の両親にも誰にも口を開かない。構成の凝っているとのはわたし、きみ、彼らという一人称、二人称、三人称で語られていくところ。章ごとに視点が変わるのだ。わたしの視点は最愛の娘を誘拐され、その復讐に萌えている父親。終盤に物語は思わぬ展開になるが、ミステリーの異色作と言ってもいいと思う。2019/10/06

あさうみ

55
……ふえっ!?    サイコスリラーな展開から終盤で(個人的に)トンデモ展開だったで思わず目を白黒してしまった。狩られる者が狩る者になり、その負?の連鎖がずっと…ということか。ラジオの重要性がいまだ理解できないし、【彼ら】のパートを読み込む必要があると思うが、もう一度読むのは精神力ためてから(笑)2019/07/05

リッツ

34
ある日突然連れ去られる子供達、と言うとどうしても人身売買、小児愛と言う連想。ところがコレは又感覚が違う!脈々と継がれる歴史…?違う間違っている。そんな権利は誰にもないのだから。だから油断すれば反逆に出られるのは当然なのだ。でも、だから、やはりラストに具体性を求めたい。野暮でもなんでも。でなければ許せない、と思った。2019/09/26

星落秋風五丈原

31
皆さんおっしゃっているように人称の切り替えが若干読みづらい。でも復讐するつもりだった「わたし」の気は晴れたんでしょうか。2022/01/16

うーちゃん

26
幼い弟と共に誘拐された13歳の少女。2週間後に雪の中で発見された彼女は、その後6年間、一言も話すことはなかった---。一人称・二人称・三人称を使い分けながら進む物語。硬派で詩的な文章が美しいが、初め私には少し読みにくかった。欧ミスで子供が拉致されたらまあこうなるよね、、っていう暗い予想の、斜め上をいく暗黒。やや現実離れしたような真相ではあるが、厳寒の湖面に佇む"彼ら"のシルエットが消えることはない。"無垢"ということが意外な人物の救いになっているのが、皮肉でありつつも一筋の光だ。気になる作家に出会った。2020/03/09

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