扶桑社新書<br> 教養としてのマンガ

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扶桑社新書
教養としてのマンガ

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  • サイズ 新書判/ページ数 249p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784594082390
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C0295

出版社内容情報

◎『ONE PIECE』で熊本震災復興
◎まんだらけとの闘い
◎有害コミック問題と表現の自由
◎『ゲゲゲの鬼太郎』を生んだ日本の妖怪文化……

「伝説のマンガ専門古書店」元店主で
文化庁マンガアーカイブ事業にも携わる
マンガ評論界のレジェンドが語る!
(帯イラスト:うえやまとち)

【著者プロフィール】
橋本博(はしもと ひろし)
NPO法人熊本マンガミュージアムプロジェクト代表、合志マンガミュージアム館長。
昭和23(1948)年熊本生まれ。熊本大学法学部卒業後、中央大学大学院法学研究科を経て、熊本県庁に入庁。退庁後、西ドイツにて国際機関勤務を経験。その後、大手予備校講師を勤める傍ら、昭和62年絶版マンガ専門店「キララ文庫」を開業(~平成27年)。平成23年「NPO法人熊本マンガミュージアムプロジェクト」を立ち上げ、平成29年には30年以上にわたり収集したマンガを利活用した「合志マンガミュージアム」開館を実現。マンガ『金魚屋古書店』(小学館)の巻末コラム執筆や崇城大学芸術学部マンガ表現コースの非常勤講師も務めるなど、文化遺産としてのマンガの保存・活用や、マンガの力による地方の活性化のため精力的に活動中。本書が初の著書となる。

内容説明

『ONE PIECE』で熊本震災復興。有害コミック問題と表現の自由。「まんだらけ」との闘い。『ゲゲゲの鬼太郎』を生んだ日本の妖怪文化。“伝説のマンガ専門古書店”キララ文庫元店主で文化庁マンガアーカイブ事業にも携わるマンガ評論界のレジェンドが語る!

目次

序章 熊本地震で発揮された「マンガの力」
第1章 ゴミと宝は紙一重―ビンテージマンガの世界
第2章 おじいさんのマンガ道
第3章 古本屋店主から見たマンガの歴史
第4章 マンガで地域おこしができる!
第5章 マンガの未来は日本の未来

著者等紹介

橋本博[ハシモトヒロシ]
NPO法人熊本マンガミュージアムプロジェクト代表、合志マンガミュージアム館長。昭和23(1948)年熊本生まれ。熊本大学法学部卒業後、中央大学大学院法学研究科を経て、熊本県庁に入庁。退庁後、西ドイツにて国際機関勤務を経験。その後、大手予備校講師を勤める傍ら、昭和62年絶版マンガ専門店「キララ文庫」を開業(~平成27年)。平成23年「NPO法人熊本マンガミュージアムプロジェクト」を立ち上げ、平成29年には30年以上にわたり収集したマンガを利活用した「合志マンガミュージアム」開館を実現。崇城大学芸術学部マンガ表現コースの非常勤講師も務めるなど、文化遺産としてのマンガの保存・活用や、マンガの力による地方の活性化のため精力的に活動中。『教養としてのマンガ』が初の著書となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

keroppi

66
我が故郷・熊本にマンガミュージアムがあるのを知った。この本の著者は、その合志マンガミュージアム館長であり、NPO法人熊本マンガミュージアムプロジェクト代表っある。著者のマンガへの想い、いかにマンガと関わり、いかにマンガミュージアムを立ち上げたか、そしてマンガの未来展望が語られる。地方だからこそ、このようなプロジェクトが可能なのかもしれない。熊本県は、マンガの保有冊数でも上位にくるらしい。私の故郷の倉庫にも段ボール十数箱のビンテージマンガが眠っている。何とか役に立てられないかなぁ。2020/06/19

akihiko810/アカウント移行中

21
15万冊の漫画を所蔵し、熊本でマンガミュージアムを立ち上げた著者の自伝。印象度B+ タイトルから素人向けの漫画おススメコラムかと思いきや、日本有数の漫画コレクターの自伝だった。熊本はこの人きっかけで漫画大国(漫画博物館など公共の施設がたくさん)らしい。貸本漫画の時代から漫画コレクターという、漫画史をそのままなぞったような方だった。面白い人もいたもんだ。それにしても偉いのは亡くなった奥さん。当然ながら場所も金もえらいかかる趣味なのに「好きなことをやりなさい」とのこと。普通は離婚だよ!2021/09/20

kenitirokikuti

7
図書館にて。「教養としてのマンガ」ってタイトルがちとちょろそうなイメージなのだけど、これは著者の橋本博氏について私が無知であったためだった。橋本氏の伯父は橋本二郎。四つ下に米澤嘉博氏がおり、同じ小学校の出身。橋本氏は蒐集家タイプの古本屋だ。ちょろそうなどどとんだ的外れであった▲熊本は九州の流通の中心だったし、炭鉱の団地があったので貸本屋がたくさんあった(北関東だと、水戸や磐城が似たタイプだな)▲80年代アメリカでロリコン写真ブームがあり、これがロリコン漫画のルーツ。…2019/11/21

田中峰和

6
著者の得意とするのは今人気のアニメではなく、ビンテージマンガ。狂人による放火で世界の注目を集めた京アニとはサブカルの中でも一線を画す。学生紛争の時代、ガロとカムイ伝で過ごした著者は団塊の世代だし、アニメブームとは別の世界観をもつ。出版不況はマンガも同様で、衰退の原因は人気作家が生まれず雑誌の購買部数が激減している。出版社はすでに連載の終わった作家の単行本で食いつないでいるのが現状。欧米のような書籍の電子化は不人気の日本だが、マンガだけは好調だ。紙の需要が減れば環境には優しいが、マンガ家にはどうなのか。2019/08/31

やす

3
漫画を愛し、漫画本の保存と普及に努めた人の自伝的本。 公務員や外交官を経て漫画界に落ち着くまでの流れと、漫画文化の普及を目指す様子の両方とも面白かった。 今は歴史的に見ても漫画の地位が高い時代な気がした、これからどうなるのか。2022/09/10

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