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内容説明
ジャーナリストらは東日本大震災をどう報じたか。
目次
3・11で見えた記者クラブの終焉と自由報道協会の使命(上杉隆)
Pictures of the Earthquake自由報道協会が見た3・11
第1章 震災&原発事故報道の最前線(ネット時代のジャーナリズムと自由報道協会の役割(神保哲生)
「情報の民主化」を目指して―“中継市民”に支えられた3・11報道(岩上安身) ほか)
第2章 ルポ12選・震災を追い続けた“多様な視点”(世界が注目した「石巻日日新聞」の奮闘―ローカリストたちが発行した壁新聞(渡部真)
被災者の命を最前線で救い続けた宮古と石巻の医療従事者たち(渋井哲也) ほか)
第3章 メディアの功罪とこれからの可能性(守りたい人を守るために漫才師としてできること(おしどりマコ)
報じられなかった放射能拡散―マスコミの機能不全を検証する(伊田浩之) ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
壱萬弐仟縁
2
原発から半径3キロ、5キロ、10キロ、20キロ、30キロと、不安という名の波紋が広がり、そして、「直ちに健康に被害はない」という刷り込み。これらは、避難民のみならず、国民全員が、声明に対する不信感という名の波紋も同時に、拡散していったのだ。あれから1年以上。今となっては、再稼働を画策している。憲法25条生存権が守られるのだろうか?2012/05/26
おばけりんご
2
3月11日以降のフリージャーナリスト達それぞれが追いかけた震災や福島の様子が如実に書かれています。記者クラブメディアの罪は前からネットでわかっていましたが、ここまでだったとは。メディアリテラシーというカタカナ言葉は苦手でしたが、これをもっていないと生死にかかわるのだと実感しました。続きを待っています。2012/04/30
カネコ
1
○2012/07/10
毅
1
江川紹子さんの「真実に近づこうと思ったら、ゆっくり悩む作業をやっていくしかないのではないでしょうか。」という言葉が特に心に残りました。2012/01/29
ユミセツカヤ
0
今さらだけど読んでみたのは、マスメディアに対する不信感から。現状を変えたくない、保身の為に人は隠蔽したり、嘘をついたりする。その反面、全うに生きようとする人たちもいる。保身は無意識のうちに自分もしてしまうかもしれない。そんな自分を戒める、見直したい。 そして被災地の人々のことも忘れてはいけない。2015/01/22