出版社内容情報
近江(現在の滋賀県)北部の戦国大名・浅井長政は、織田信長の妹・お市を妻に迎え、信長と同盟を結ぶ。近江南部の六角氏を駆逐し、勢力を広げる長政。だが、浅井家と長年同盟関係にあった越前(現在の福井県北部)の朝倉家が信長と対立。長政は、朝倉家と信長のどちらにつくか、決断を迫られる……!
義を重んじた悲劇の武将・浅井長政の生涯を描く。
内容説明
義兄・織田信長を窮地に追い込んだ北近江の覇者!!
目次
第1章 浅井の桶狭間
第2章 織田信長との同盟
第3章 浅井長政謀叛
第4章 姉川の戦い
第5章 落城
浅井長政を知るための基礎知識
著者等紹介
加来耕三[カクコウゾウ]
歴史家・作家。1958年、大阪府大阪市生まれ。1981年、奈良大学文学部史学科卒業
後藤ひろみ[ゴトウヒロミ]
ふくい歴女の会会長。福井県立歴史博物館併設カフェ代表。福井県福井市生まれ。福井高専卒。開催に携わった2014年の歴史研究会全国大会をきっかけに、深く歴史に魅せられる。歴史を学ぶことで、誇りや自信をもって今の暮らしを充実させようと活動している。歴史研究会会員
斯波浅人[ゴナミアサト]
漫画家。静岡県出身。2016年『TOKUGAWA15』(全2巻)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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たまきら
29
様々な人物が丁寧に描かれているこのシリーズ。私は「お市の方の最初の旦那」ぐらいの印象しかなかった浅井さん。ここでは線の細いハンサムさんに描かれていて、娘さんの興味を引いたようです。娘さん達を逃がす選択がいかに正しかったかをしみじみ感じました。しかし戦争とはおおくのものを浪費して本当に嫌だなあ。2023/10/23
だまし売りNo
16
北近江は戦国大名の浅井氏が支配していた。義賢は浅井久政を破り、浅井氏を従属化に置いた。久政の嫡男に偏諱を与えて賢政と名乗らせた。しかし、浅井賢政は六角氏への従属に不満を抱いており、反旗を翻し、野良田の戦いが勃発した。 賢政は六角家の国人領主に調略をしかけ、永禄三年(一五六〇年)に愛知郡肥田城主・高野備前守が浅井家に寝返った。高野備前守の寝返りに激怒した義賢は肥田城を攻撃する。長政は救援に向かい、浅井家と六角家は八月に野良田の戦いで激突する。 2021/10/31
Teruhisa Takii
3
長政の後のポジションに秀吉が、昇格。 朝倉との同盟を重視。 本当に朝倉氏は、戦に関しては動かないです。福井だけの安泰を重視。2020/08/10
加藤凜久
0
やっぱおもろいw2023/01/27
river1031
0
今までは父に逆らえず信長を裏切る優しい浅井長政とのイメージだったけど、賢く有能な人だったことが伝わってきた。2020/06/07
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