出版社内容情報
木曾谷で育った源氏の若者は、やがて乳兄弟とともに打倒平氏の戦いに立ち上がる――抜群の戦上手ながら、従兄弟・頼朝に敗れ、志半ば
内容説明
おごれる平氏を都から追い出した“旭将軍”義仲の真の敵とは。
目次
第1章 乳母子の絆
第2章 北陸制覇
第3章 上洛
第4章 二か月天下
第5章 義仲の最期
木曾義仲を知るための基礎知識
著者等紹介
加来耕三[カクコウゾウ]
歴史家・作家。1958年、大阪市生まれ。1981年、奈良大学文学部史学科卒業。「その時歴史が動いた」(NHK)や「ザ・今夜はヒストリー」(TBS)など、テレビ・ラジオ番組の出演も多い
水谷俊樹[ミズタニトシキ]
作家。1979年、三重県尾鷲市生まれ。2001年大阪コミュニケーションアート専門学校卒業後、(株)加来耕三事務所勤務のかたわら執筆活動を開始し、2008年に独立する
早川大介[ハヤカワダイスケ]
1977年、静岡県生まれ。1999年、東京コミュニケーションアート専門学校卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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だまし売りNo
32
木曽義仲は木曽の山猿と評価が低いが、むしろ都の権謀術数に汚れていない清い人物との見方もある。義仲の父親の源義賢は大蔵合戦で甥の源義平に滅ぼされた。義平は源義朝の兄である。平家よりも義朝の子の頼朝が親の敵になる。それでも義仲は平家討伐を優先した。全国の武士が平家に虐げられているという認識を持っていたためである。大局観のある人物であった。 2023/09/13
頼ちゃん
9
時代だから仕方ないが、かわいそうですね。巴御前がかわいい。後ろの解説も良かった。2019/10/10
Teruhisa Takii
3
頼朝のいとこ。京都から平氏を追い払うも、ききんにより、生活できない。後白河上皇と対立も、やはり。。。2019/09/07
ニャンゴロウ
3
愚直なまでな悲運の人生を送った木曽義仲。彼は今の時代に必要な人かもしれない。かわいいイラストが眩しい。 2018/03/20
よはて
1
118おおひめと義高。引き裂かれた小さな恋、についてもっと知りたい。2015/09/23