わたし、男子校出身です。

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  • サイズ B6判/ページ数 253p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784591103852
  • NDC分類 916
  • Cコード C0095

内容説明

話題のニューハーフモデル、初のエッセイ!生まれたときは男の子、今は現役女子大生!心は女の子なのに、身体は男の子として生まれてしまった著者が、家族との絶縁、恋の苦悩、社会的偏見、命がけの手術…さまざまな困難と向き合い、「女の子」として人生を再スタートさせるまで。

目次

1 私には「しっぽ」がついていた(みんなの期待を背負って;性同一性障害という言葉を知っていますか? ほか)
2 「しっぽ」を呪った10代(恐怖のママと成長期;ついに多感な中学生に! ほか)
3 本物の女たちと「しっぽ」がある女たち(女子大生の「私」;もう、大学生なんて最悪だ! ほか)
4 「しっぽ」にさようなら(どんどん女に近づく私;今度はおっぱいです ほか)
5 はじめまして。有里です(親戚との対面;本物の女子大生になって復学!)

著者等紹介

椿姫彩菜[ツバキアヤナ]
1984年7月15日、男の子として生まれる。2002年、青山学院大学に入学するが、心と身体のズレから2年生の夏に休学。ちょうどその頃、特定の条件を満たせば戸籍上の性別記載を変えられるという「性同一性障害特例法」の存在を知り、性別適合手術を受けることを決意。2007年4月、手術を終え、戸籍も変更して青山学院大学に復学。女性として人生を再スタートさせる。現在は、大学に通うかたわら、得意のフランス語を生かして絵本の翻訳に関わったり、化粧品のイメージモデルを務めたり、「安眠BGM」の楽曲制作に協力したり、お菓子の商品開発に関わるなど、「女性の幸せをプロデュースする」ことをテーマに活動の場を広げている。また、雑誌「小悪魔ageha」のモデルとしても活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

PSV

49
「性同一性障害」を知る機会にもなるだろうし、個人のアイデンティティの模索の物語でもある。彼(彼女?)の周りが理解ある善人ばかり、という印象は受けるが、それはそれで良いと思う。一人で悩んでいるよりも、周りの意見を聞いたり、弱音を吐いたり告白したり、そういうことも、必要なんだな、と感じた。  ★★★★☆2012/08/26

Te Quitor

12
椿姫さんの自分史。読後、「性」について考えてしまうエッセイでした。自分を美化せずに語られているのでとても読みやすかったです。「性同一性障害」というものには無意識な差別が常に付きまとうものなのですね。「性転換手術」がここまで命を懸けて臨むものだという事にも驚きました。壮絶な人生だと思いますが、椿姫さんは容姿と周りの人達に恵まれていたのだろうな。もっと苦しんでいる方も沢山いるのだろう。そういう人達が救われる…、否、普通に暮らせるような世の中になれると良いなぁ。少しでも多くの理解者が増えることを願う。2013/04/30

あび

11
普通に可愛い人だなと思ってしまう。男子校に通っていたということが信じられない。2018/12/18

ピノコ

10
面白半分で読んだ本。 でもそこには、つらい過去がつずられていました。私も泣いてしまう話もありました。つらいことに立ち向かう勇気がもてました。2013/06/27

綾瀬ちかこ

8
性同一障害。言葉は聞いたことがある。でも、知ってるようで知らなかった世界。何気ない一言がマイノリティの中で生きる人を傷つけてしまっていたのかとハッとされました。 ここまで表に出すのに大変な葛藤があったんだなと思います。2014/12/06

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