内容説明
ぼくは中学2年の時、事故にあってから車イスで生活しています。ある日、どこへでも行きたがり屋のぼくは、ヨーロッパに行ってみたくなりました。それも自分一人で―。いつまでも人を頼っていては、自分の世界が広がらないと思ったからです。(なんぼ先のこと考えても、やってみな、わからへんやないか。おれにもできるがな。かんたんなことや。よし、ヨーロッパに行こ!)ぼくは、自分のことを、つくづく楽天家だと思います。
目次
1 愛車よ、やっとパリの灯だ!(フランス)
2 事故、入院、そして普通高校へ
3 なんてステキな笑顔なんだろう(スペイン)
4 警察官かて目覚まし時計がわりや(イタリア)
5 ネコにまでバカにされ、イライラするの巻(ギリシャ)
6 オレは野宿のプロやぞー!(オーストリア)
7 あかん、パスポートなくしてしもた!(東ドイツ)
8 ひとり旅のすごい女の子達(ノルウェー)
9 なにかが、ぼくを生かしてる(スリランカ)