内容説明
貴重な史資料が織りなす「かたち」と「わざ」の日本建築史。日本建築史を彩る素晴らしい「かたち」と「わざ」の世界を、190点を超える、カラー図版とともに読み解く画期的な一冊。
目次
総論 建築が伝わること/建築を伝えること
第1部 伝わるかたち(組物1―古代建築の組物とその変遷;組物2―中世取捨選択される軒下;蟇股―伝播とかたどり;木鼻―伝わる繰形;仏の空間―密教・浄土の表現と伝播 ほか)
第2部 伝えるわざ(大工道具―工匠と技術・道具;絵図1―図法と視点;絵図2―信仰と絵解き;図面1―建地割図の誕生と指図;図面2―近世の建地割図が果たした役割 ほか)
著者等紹介
野村俊一[ノムラシュンイチ]
1975年生まれ。東北大学大学院工学研究科都市・建築学専攻准教授、博士(工学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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アメヲトコ
6
22年7月刊。20年に東北歴史博物館で開催された特別展「伝わるかたち/伝えるわざ」の図録を書籍化したもの。論考や解説は図録を踏襲していますが、光井渉氏の講演録が増補されているほか、収録図版がより大きく掲載され、模型写真なども再撮影されるなど、見やすさも改良されています。2022/08/16
kaz
0
資料を中心に飛ばし読み。それなりに面白いが、専門家向き。図書館の内容紹介は『障壁画、大仏殿、大工道具、起し絵図…。日本建築史を彩る素晴らしい「かたち」と「わざ」の世界を、190点超のカラー図版とともに読み解く。論文、講演等も収録。令和2年に開催された展覧会の図録を増補改訂』。2023/11/12