大谷探検隊研究の新たな地平―アジア広域調査活動と外務省外交記録

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大谷探検隊研究の新たな地平―アジア広域調査活動と外務省外交記録

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  • サイズ A5判/ページ数 384p/高さ 23cm
  • 商品コード 9784585220404
  • NDC分類 292.28
  • Cコード C1020

内容説明

20世紀初頭、各国の思惑が入り乱れる内陸アジアに入った大谷探検隊。仏跡調査を目ざすこの隊を、英・露・清国、そしてチベットのダライ・ラマ13世は、どのように見たのか。また小村寿太郎と続く内田康哉外務大臣は、各国の抗議にどのように対処したのか。新資料・外務省外交記録がその知られざる真相を詳細に浮き彫りにする。

目次

第1編 第一次大谷探検隊(1902~1904)に関する外務省外交記録(1903年3月の第一次大谷隊に対する露国の抗議と外務省の対応―「明治三十六年三月、本願寺僧侶中央亜細亜旅行中ノ行動ニ関スル件」について;大谷探検隊パミールを越える詩一首)
第2編 第二次大谷探検隊派遣直前(1908)の外務省外交記録(1908年8月の清国五臺山における一会談と国際政治社会への波紋―清国へ蒙塵中のダライラマ13世と西本願寺の接触;1908年、堀賢雄が撮影した五臺山―100余年前のガラス乾板写真から)
第3編 第二次大谷探検隊(1908~1910)に関する外務省外交記録(大谷光瑞がダライラマ13世に宛てた1910年2月7日付け英文書簡―大谷探検隊に対する英国・英国インド政庁及び外務省の対応;野村栄三郎による第三次大谷探検隊の消滅と新・三次隊の編成―英国インド政庁のカラコルム・パス通過拒否とその余波;大谷光瑞とチベット―その研究の展望;能海寛チベットへの旅立ち―明治青年仏僧は、なぜ入蔵を試みたのか;大谷探検隊に触れることを避けた『カシュガール滞在記』―在カシュガル英国総領事・マカートニ夫人の記録)
第4編 第三次大谷探検隊(1910~1914~)に関する外務省外交記録(京都における敦煌学の興隆と第三次大谷探検隊―大谷光瑞と羅振玉;第三次大谷探検隊将来墓表・墓誌と羅振玉―トゥルファン諸古墳群出土漢文墓表・墓誌研究の始まり;第三次大谷探検隊・橘瑞超の消息不明とその探索―関係外交記録の整理と、ことの経緯)
第5・付編 関連諸論と資料(外務本省における「公信」の接受と発遣―第三次大谷探検隊に係わる「公信」と唐代官文書の対比;大谷探検隊、その歴史学的認識への試み;「大谷伯一向ノ動静ニ関スル件」―明治43(1909)年1月24日、在カルカッタ総領事代理・平田知夫が外務大臣伯爵小村寿太郎へ送付した機密交信の録文)

著者等紹介

白須淨眞[シラスジョウシン]
1949年、島根県生まれ。広島大学大学院教育学研究科准教授。龍谷大学大学院文学研究科修士課程修了。専門は東洋史学。1974年、「高昌門閥社会の研究」(『史学雑誌』88編1号)で流沙海西奨学賞を、1992年、『忘れられた明治の探険家渡辺哲信』(中央公論社、1992年)で人文科学研究協会賞(京都大学人文科学研究所)をそれぞれ受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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