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出版社内容情報
2011年の東日本大震災、2014年の豪雨による広島市の土砂災害、2016年の熊本地震…。
私たちは常に震災・災害と隣り合わせに生活しているといっても、過言ではない。
こうした震災・災害の記憶を風化させず、同時に未来の防災に活かしていくためにも、震災・災害の記録を、いかに残していくかが課題となっている。
博物館、図書館のみならず、放送局や新聞社など、各種機関・企業が行なっているデジタルアーカイブの取り組みの実例を紹介。
記録を残し、伝えていくこと、そして、デジタルアーカイブを防災に活用することの意義をまとめた一冊。
内容説明
記録を残し、伝えていくこと、そして、デジタルアーカイブを防災に活用することの意義。2011年の東日本大震災、2014年の豪雨による広島市の土砂災害、2016年の熊本地震…。こうした震災・災害の記憶を風化させず、同時に未来の防災に活かしていくためにも、その記録を、いかに残していくか。各種機関・企業が行なっているデジタルアーカイブの取り組みの実例を紹介。
目次
序論 震災・災害デジタルアーカイブの今日的意義―新しい防災文化の創生を目指して
第1部 震災・災害の記録を残すことの意義と目的(震災・災害アーカイブの役割と歴史的変遷と現状;放送局による東日本大震災アーカイブの意義―NHK東日本大震災アーカイブスを事例に;震災の記録を横断する―国立国会図書館東日本大震災アーカイブ(ひなぎく)の意義と課題)
第2部 復興に向けて人々の声、地域の歴史を残す(東北からの声―口承記録デジタルアーカイブから防災・減災のためのアプリケーションへ;「命の軌跡」は訴える―東日本大震災、地方紙とデジタルアーカイブ;市民の力で地震史料をテキスト化「みんなで翻刻」)
第3部 未来のためのデジタルアーカイブ―震災・災害情報の利活用(災害の非可逆性とアーカイブの精神―デジタル台風・東日本大震災デジタルアーカイブ・メモリーグラフの教訓;歴史地震研究と日記史料有感地震データベース;防災科学技術研究所の災害資料とデジタルアーカイブ―自然災害資料の収集・整理・発信;記憶の解凍―資料の“フロー”化とコミュニケーションの創発による記憶の継承)
著者等紹介
今村文彦[イマムラフミヒコ]
1961年生まれ。東北大学災害科学国際研究所教授・所長。専門は津波工学と災害科学
鈴木親彦[スズキチカヒコ]
1980年生まれ。ROIS‐DS人文学オープンデータ共同利用センター特任研究員。専門は人文情報学・文化資源学・出版学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。