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出版社内容情報
グローバル化時代の無形文化の保護を考える2003年にユネスコで採択され、近年の「和食」や「山・鉾・屋台行事」等の記載によって大きく注目を集めるようになった「無形文化遺産」。その一覧表には、日本の民俗芸能も数多く含まれている。
有形のモノとは違い、形が無く、かつ人々の生活に埋め込まれ、いまなお変わり続けている祭りや民俗芸能などは、いかにして文化財/文化遺産となるのか。それらを保護する意義とその方法、そして研究のあり方について考察。
序 章 「文化財」「文化遺産」と民俗芸能
第一部 文化財化する民俗芸能
第一章 文化財としての民俗芸能―その経緯と課題
第二章 無形文化財としての民俗芸能―昭和三〇?四〇年代の再検証
第三章 民俗芸能の変化についての考察
第二部 無形民俗文化財の伝承・記録・活用
第四章 民俗芸能の伝承組織についての試論―「保存会」という組織のあり方について
第五章 無形の民俗文化財の映像記録作成への提言
第六章 無形民俗文化財の映像記録の有効活用のために
第七章 文化財/文化遺産をめぐる重層的な関係と、民俗学の可能性
第三部 無形文化遺産とフォークロア
第八章 フォークロアから無形文化遺産へ―二〇〇三年条約に到る道
第九章 「フォークロア」は誰のもの?―国際的知的財産制度にみるもう一つの「伝統文化の保護」
第一〇章 民俗芸能研究のフロンティアとしての無形文化遺産
参考・引用文献
巻末資料
あとがき
俵木悟[ヒョウキ サトル]
著・文・その他
内容説明
2003年にユネスコで採択され、近年の「和食」や「山・鉾・屋台行事」等の記載によって大きく注目を集めるようになった「無形文化遺産」。その一覧表には、日本の民俗芸能も数多く含まれている。有形のモノとは違い、形が無く、かつ人々の生活に埋め込まれ、いまなお変わり続けている祭りや民俗芸能などは、いかにして文化財/文化遺産となるのか。周縁的・境界的な存在である民俗芸能を題材に、無形文化の保護の意義と、その研究の課題を明らかにする。
目次
「文化財」「文化遺産」と民俗芸能
第1部 文化財化する民俗芸能(文化財としての民俗芸能―その経緯と課題;無形文化財としての民俗芸能―昭和三〇~四〇年代の再検証;民俗芸能の変化についての考察)
第2部 無形民俗文化財の伝承・記録・活用(民俗芸能の伝承組織についての試論―「保存会」という組織のあり方について;無形の民俗文化財の映像記録作成への提言;無形民俗文化財の映像記録の有効活用のために;文化財/文化遺産をめぐる重層的な関係と、民俗学の可能性)
第3部 無形文化遺産とフォークロア(フォークロアから無形文化遺産へ―二〇〇三年条約に到る道;「フォークロア」は誰のもの?―国際的知的財産制度にみるもう一つの「伝統文化の保護」;民俗芸能研究のフロンティアとしての無形文化遺産)
著者等紹介
俵木悟[ヒョウキサトル]
成城大学文芸学部文化史学科准教授。専門は民俗学・文化人類学、特に芸能伝承、無形文化遺産保護制度の研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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